Symfoware Active DB Guard 設計・セットアップガイド
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付録E BC管理DBの運用

E.3 容量監視と容量拡張

BC管理DBは運用中に容量不足にならないようにRLP管理オブジェクトごとに容量を十分に見積りしてください。
なお、容量不足が発生した場合はバックアップセンタ運用が停止してしまうため、容量の監視を定期的に実施してください。

ここでは、RLP管理オブジェクトの再作成により、容量拡張する手順について説明します。RLP管理オブジェクトの再作成はSymfoware Serverが起動している状態で該当するRLPが切り替えオフライン状態で実施する必要があります。
なお、運用対象のロググループに大量のDSIまたは順序定義を追加する場合には必ずBC管理DBの容量拡張が必要かどうかを検討するようにしてください。

■BC管理DBの容量拡張手

BC管理DBの容量拡張手順を以下に示します。この手順は、両システム共通です。

  1. rdbbcofflineコマンドを実行し、切り替えオフラインにします。

    $ rdbbcoffline -p RLP名 -m switch
  2. Symfoware Serverのrdbunlコマンドを実行し、該当RLPに属するすべてのRLP管理オブジェクトのDSIをバイナリモードでアンロードします。

  3. rdbbcmndbコマンドを実行し、削除用の定義体を作成します。

    $ rdbbcmndb -E -DG -p RLP名 -o 出力ファイル名
  4. Symfoware Serverのrdbddlexコマンドを実行し、該当のRLP管理オブジェクトを削除します。このとき、3で作成した削除用の定義体を入力ファイルとします。

  5. rdbbcmndbコマンドを実行し、RLP管理オブジェクトの容量を拡張した定義文を作成します。

    $ rdbbcmndb -E -G -p RLP名 { -r ローデバイス名 [-s 全体スペース量] |
                                 -f ファイル名 -s スペース量 }
                -o 出力ファイル名
  6. Symfoware Serverのrdbddlexコマンドを実行し、RLP管理オブジェクトの再定義を行います。このとき、5で作成した定義体を入力ファイルとします。

  7. Symfoware Serverのrdbsloaderコマンドを実行して、2で退避したデータをロードします。

  8. バックアップセンタ運用を再開します。

容量監視や容量不足時の対処は、DSIのメモリ常駐の方法に関係します。詳細は“BC管理DBのチューニング”および“Symfoware Server RDB運用ガイド”を参照してください。


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