Symfoware Active DB Guard 設計・セットアップガイド
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付録B チューニング> B.4 BC管理DBのチューニング

B.4.1 DSIのメモリ常駐

Active DB GuardがBC管理DBへのデータ操作を行う場合、処理性能を向上させるために、BC管理DBのDSIをメモリに常駐させることを推奨します。
特にインデックスのDSIはメモリに常駐させることを優先的に設計してください。
BC管理DBのDSIをメモリに常駐させるには以下のコマンドを利用する方法があります。

Symfoware Serverのrdbcrbfコマンド、Symfoware Serverのrdbconbfコマンドにより、DSI容量分の共用バッファプールの開設を行い、BC管理DBのDSIに対応関係を登録します。

rdbresidentコマンドを利用した方がBC管理DBの任意のデータに対するアクセスは高速になります。BC管理DBのDSIをメモリに常駐させるにはrdbresidentコマンドによるメモリ常駐を推奨します。

以下にそれぞれの容量監視、容量不足時の対処方法を表に示します。

[表:メモリの常駐]

メモリ常駐の方法

容量監視

容量不足時の対処

rdbresidentコマンドによるメモリ常駐

Symfoware Serverのrdbudsiコマンドによる容量監視

RLP管理オブジェクトの再作成

共用バッファプールによるメモリ常駐

rdbudsiコマンドによる容量監視

Symfoware Serverのrdbgcdsiコマンドによる容量拡張またはRLP管理オブジェクトの再作成

rdbresidentコマンドによるメモリ常駐では、Symfoware Serverのrdbalmdsiコマンドによる自動容量拡張およびrdbgcdsiコマンドによる容量拡張を利用することができません。
そのため、RLP管理オブジェクトの見積りを推奨値の安全率3.0以上で見積もっていない場合はrdbgcdsiコマンドなどを利用することができる共用バッファプールによるメモリ常駐を推奨します。
rdbalmdsiコマンドおよびrdbgcdsiコマンドの詳細は、“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。

rdbresidentコマンド、rdbcrbfコマンド、rdbconbfコマンド、rdbudsiコマンドおよびrdbgcdsiコマンドの詳細は、“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。

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