Symfoware Active DB Guard 設計・セットアップガイド
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第3章 クラスタシステムへの導入について> 3.3 ロードシェア運用> 3.3.4 ロードシェア運用のセットアップ操作

3.3.4.11 データベース環境の複写

データベース環境の複写手順について、以下に説明します。

■Capitalシステムの手順

◆複写元システムの手順

  1. Symfoware Serverのrdbrtrコマンドを使用して、ディクショナリに更新抑止の利用規定を設定します。

  2. Symfoware Serverのrdbdmpdicコマンドを使用して、RDBディクショナリの退避ファイルを取得します。

  3. Symfoware Serverのrdbrtrコマンドを使用して、DSIに更新抑止の利用規定を設定します。
    本作業は、RDBシステムに定義されているすべての表のDSIに対して実施します。

  4. Symfoware Serverのrdbdmpコマンドを使用して、DSIの退避ファイルを取得します。
    本作業は、RDBシステムに定義されているすべての表のDSIに対して実施します。

  5. Symfoware Serverのrdbrlsコマンドを使用して、DSIの更新抑止の利用規定を解除します。
    本作業は、RDBシステムに定義されているすべての表のDSIに対して実施します。

  6. Symfoware Serverのrdbrlsコマンドを使用して、RDBディクショナリの更新抑止の利用規定を解除します。

◆複写先システムの手順

  1. Symfoware ServerのrdbrcvdicコマンドのLOADモードおよびddlオプションを使用して、RDBディクショナリを復旧します。
    本作業は、以下の状態で行う必要があります。

  2. Symfoware Serverのrdbscldirコマンドを使用して、ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルを再登録します。
    本作業は、スケーラブルディレクトリ運用を行っている場合に実施します。

  3. Symfoware Serverのrdbrcvdicコマンドを使用して、ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルを復旧します。
    本作業は、スケーラブルディレクトリ運用を行っている場合に実施します。

  4. クラスタアプリケーションを起動します。

  5. Symfoware Serverのrdbrcvコマンドを使用して、DSIを復旧します。
    本作業は、すべての表のDSIに対して実施します。

rdbrtrコマンド、rdbdmpdicコマンド、rdbdmpコマンド、rdbrlsコマンド、rdbrcvdicコマンド、rdbscldirコマンドおよびrdbrcvコマンドの詳細は、“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。

■Satelliteシステムの手順

複写先システムでは、本手順を実施する前に以下の状態である必要があります。

◆複写元システムの手順

  1. Symfoware Serverのrdbrtrコマンドを使用して、DSIに更新抑止の利用規定を設定します。
    本作業は、RDBシステムに定義されているすべての表のDSIに対して実施します。

  2. Symfoware Serverのrdbdmpコマンドを使用して、DSIの退避ファイルを取得します。
    本作業は、RDBシステムに定義されているすべての表のDSIに対して実施します。

  3. Symfoware Serverのrdbrlsコマンドを使用して、DSIの更新抑止の利用規定を解除します。
    本作業は、RDBシステムに定義されているすべての表のDSIに対して実施します。

◆複写先システムの手順

  1. Symfoware Serverのrdbrcvdicコマンドを使用して、ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルを復旧します。

  2. Symfoware Serverのrdbscldirコマンドを使用して、ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルを再登録します。
    本作業は、スケーラブルディレクトリ運用を行っている場合に実施します。

  3. スケーラブル型のクラスタアプリケーションを起動します。

  4. Symfoware Serverのrdbrcvコマンドを使用して、DSIを復旧します。
    本作業は、すべての表のDSIに対して実施します。

rdbrtrコマンド、rdbdmpコマンド、rdbrlsコマンド、rdbrcvdicコマンド、rdbscldirコマンドおよびrdbrcvコマンドの詳細は、“Symfoware Server コマンドリファレンス”を参照してください。

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