Systemwalker Centric Manager Global Enterprise Edition説明書 - Solaris(TM) オペレーティングシステム - |
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第1章 Systemwalker Centric Manager GEEの概要 | > 1.3 グローバルサーバを監視する | > 1.3.2 グローバルサーバのシステムを監視する |
Systemwalker Centric Manager GEEは、被監視システムの監視・操作を行うために、以下の2つの監視パスを使います。
それぞれの監視パスについて説明します。
Systemwalker Centric Managerと被監視システム間のTCP/IP接続により接続した通信経路を、主監視パスといいます。被監視システムのうち、MSP、F4 MSP、XSP、SXOおよびOS/390(R)の監視・操作には、主監視パスが使われます。
被監視システム側では、MC/FSOCKETが動作し、被監視システムのシステム情報(システムコンソールに出力されるメッセージなど)を採取・送信します。Systemwalker Centric Manager GEEは、これを受け取り監視画面に表示します。また、Systemwalker Centric Manager GEEの監視画面からの操作は、MC/FSOCKETを経由して行われます。
主監視パスは、監視・操作の信頼性向上のために二重化することができます。ただし、SXOおよびOS/390(R)の場合は二重化できません。
グローバルサーバにSVPMが接続されている場合は、SVPMと連携することにより、AVM/EXを監視・操作できるようになります。また、SVPMが監視するハードウェアの異常も監視できます。このSVPMと連携する通信経路を代替監視パスと呼びます。
MSPおよびXSPにSVPMが接続されている場合は、代替監視パスによって、主監視パスで監視できなかった以下の監視・操作ができ、システムの起動から運用までのすべての段階について連続した監視・操作ができます。
注) F4 MSPの場合には、監視・操作できません。
代替監視パスは、主監視パス接続後でもSVPMと連携することにより、AVM/EXを監視・操作できるようになります。また、SVPMが監視するハードウェアの異常も監視できます。代替監視パスは、SVPMのLANまたは装置を二重化することにより、監視・操作の信頼性を向上することができます。ただし、FTOPS-IIの場合は二重化することはできません。
なお、Systemwalker Centric Manager GEEは、MC/FSOCKETを介して被監視システムのシステム情報(監視メッセージ、動的状態情報など)を受け取り監視・操作を行いますので、代替監視パスによる監視を行う場合も、必ず被監視システムにはMC/FSOCKETを導入し、主監視パスによる監視を行ってください。
なお、以下の監視については代替監視パスでは監視できません。
以下に主監視パスと代替監視パスの概要を示します。
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