Systemwalker Centric Manager 使用手引書 リモート操作機能編 Connect管理者ガイド - UNIX/Windows(R)共通 -
目次 索引 前ページ次ページ

第4章 導入> 4.8 KeepAlive パケット・タイマの設定

4.8.1 KeepAlive パケット

KeepAlive パケットとは、Live Help Connectと Expert もしくは Client 間で、お互いにプログラムが起動しているか否か確認するために送受信される通信パケットです。Live Help Connectは、30秒間隔で KeepAlive パケットを Expert および Client と送受信しています。Expert および Client 側では、Live Help Connectからの KeepAlive パケットが前回受信から50秒以内に再受信できない場合に、Live Help Connectが停止していると判断して、セッションを終了します。

[図4-3:KeepAliveパケット]

Expert および Client では、KeepAlive パケット受信タイムアウトのデフォルト値として、50秒が設定されています。しかし、ネットワーク回線によっては、回線負荷やノイズ等で一時的にパケット遅延が発生することがあり、タイムアウトが50秒では足りない場合も考えられます。この場合、Expert と Client の KeepAlive パケット・タイマ値を変更することで、Live Help のセッションを切れ難くすることが可能です。ただし、タイマ値を増やすということは、同時に Live Help Connectがダウンした場合や、回線が不通になっている場合の検出が、その分遅れることになります。設定する場合はご注意ください。

[表 4_6 KeepAlive パケット・タイマ設定変更のメリットとデメリット]

メリット

回線負荷やノイズ等で一時的にパケット遅延が発生しても、Live Help のセッションが切れ難くい。

デメリット

Live Help Connectがダウンした場合や、回線が不通になっている場合の検出が遅れる。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 1995-2007.