Systemwalker Centric Manager 使用手引書 リモート操作機能編 ユーザーズガイド - UNIX/Windows(R)共通 -
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第11章 Live Help Monitor

11.1 [Live Help Monitor]と[Live Help Expert]プログラムの比較

Live Help Expert]プログラムはエキスパートがクライアントを支援するのに役立つさまざまな機能を備えています。しかしながら、これらの洗練された機能を実現するために、複数のクライアントのコンピュータに同時に接続することができません。[Live Help Monitor]プログラムはこの制限をなくすように設計されています。

[Live Help Monitor]プログラムは、1台のコンピュータで最大8個まで同時に実行できます。このため、エキスパートは同時に複数のクライアントのコンピュータに接続して、問題の発生の有無を監視することができます。この機能は、とりわけ無人で運用されている複数のサーバを監視する用途に適しています。
例えば、エキスパートは[Live Help Monitor]プログラムを4つ起動し、4台の異なるサーバに接続、それらを監視し、問題が発生したとき操作を行うことができます。また、[Live Help Monitor]プログラムを教育の目的で使用し、生徒の作業進捗を監視、必要時に指導を行うこともできます。

同時に複数個起動することを実現するため、[Live Help Monitor]プログラムの機能は[Live Help Expert]プログラムの機能と少し違っています。以下に、各ソフトウェアの機能の違いを示します。

Live Help Expert

Live Help Monitor

エキスパート同士の打ち合わせのため、セッションを開催できる。

1台のコンピュータで最大8個まで同時に実行でき、それぞれを異なる[Live Help Client]プログラムに接続できる。

実行しているコンピュータの画面を送る機能を持ち、クライアントの教育、訓練に利用できる。

[Live Help Client]や[Live Help Expert]プログラムと同時に実行できる。

エキスパートがクライアントからのダイヤル接続を待つ運用ができる。

本書では、特に断らない限り、[Live Help Expert]プログラムを例に説明しています。


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