PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.2 (Linux版)
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目次

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D.12 sdxparam - 構成パラメタ操作
■形式
sdxparam -G [-p param,...]
sdxparam -S -p param=val [,param=val,...] [-e default]
■機能説明
sdxparam は、GDS の構成パラメタを操作するためのコマンドです。スーパユーザ権限を持つユーザだけが sdxparam コマンドを実行することができます。
■基本オプション
以下の基本オプションのうち、いずれかを指定します。
- -G
- Get
param で指定された 1 つあるいは複数の構成パラメタにおける現在の値を表示します。クラスタシステムの場合は、自ノードのパラメタ値を表示します。
-p オプションを省略した場合、すべての構成パラメタの値を表示します。
- -S
- Set
param で指定された 1 つあるいは複数の構成パラメタに対して、val で指定された値を設定します。クラスタシステムの場合は、自ノードのパラメタ値を設定します。
コマンドが復帰した時点で、新しい値は有効となり、以降システムを再起動しても変更されません。
■サブオプション
以下のサブオプションを指定します。
- -e default (-S 指定時)
- すべての構成パラメタの値を省略値に戻します。
-p オプションと同時に指定された場合、本オプションは無視されます。
- -p param,... (-G 指定時)
- 構成パラメタであるparam の値を表示します。
- -p param=val[,param=val,...] (-S 指定時)
- 構成パラメタである param に対して val を設定します。
param と val には、以下の任意の組合せが指定できます。
- copy_concurrency=num
- 同時に実行可能な等価性コピー数の上限値を num に設定します。
省略値は 8 です。
num に指定可能な値は、1 から 1024 までです。
- copy_delay=msec
- ホットスペア以外の事象にともなう等価性コピー処理の遅延時間を msec (単位はミリ秒) に設定します。
省略値は 0 です。
msec に指定可能な値は、0 から 1000 までです。
- spare_copy_delay=msec
- ホットスペアにともなう等価性コピー処理の遅延時間を msec (単位はミリ秒) に設定します。
省略値は 50 です。
msec に指定可能な値は、0 から 1000 までです。
■戻り値
正常終了した場合には 0 を返し、そうでない場合には 0 以外の値を返します。
■注意
構成パラメタの省略値および設定可能な値の範囲は、将来変更される可能性があります。
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