PRIMECLUSTER Global Disk Services 説明書 4.2 (Linux版) |
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付録A 留意事項 | > A.2 注意事項 |
ルートクラス以外 (ローカルクラスまたは共用クラス) のボリュームに作成したファイルシステムは、OS 起動時に OS が行う自動マウント処理ではマウントできません。
これは、GDS の起動スクリプト /etc/*.d/*sfdsk* よりも前に、OS の自動マウント処理が実行されるためです。
ルートクラス以外のボリュームに作成したファイルシステムを /etc/fstab ファイルに記述する場合は、第 4 フィールドに noauto オプションを必ず記述してください。GDS 運用管理ビューのファイルシステム構成画面では、「マウント」は「しない」を選択してください。「する」を選択すると、noauto オプションが記述されません。
noauto オプションを記述しなかった場合、OS 起動時に以下のメッセージが出力され、マウントが失敗します。
mount: special device /dev/sfdsk/クラス名/dsk/ボリューム名 does not exist |
また、noauto オプションを記述せず、かつ、第 6 フィールドに OS 起動時にファイルシステムをチェックする指定を記述した場合、以下のメッセージが出力されて OS が起動できません。
fsck.ext3: No such file or directory /dev/sfdsk/クラス名/dsk/ボリューム名: |
共用クラスの場合
共用クラスのボリューム上のファイルシステムを、クラスタアプリケーションの起動/停止と連動してマウント/アンマウントするためには、/etc/fstab ファイルの設定と、Fsystem リソースの設定が必要です。詳細は、「PRIMECLUSTER 導入運用手引書」を参照してください。GFS を使用する場合は、「PRIMECLUSTER Global File Services 説明書」を参照してください。
ローカルクラスの場合
ローカルクラスのボリュームに作成したファイルシステムを、OS 起動時に自動的にマウントする場合は、GDS の起動スクリプト /etc/*.d/*sfdsk* より後に実行される /etc/rc.local などの起動スクリプトでマウントしてください。
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