PRIMECLUSTER Disaster Recovery Edition 説明書
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第1章 ディザスタリカバリシステムの概要

1.1 ディザスタリカバリシステムの必要性

情報システムは、企業活動におけるインフラストラクチャーの1つとして不可欠なものとなっています。そのため、自然災害あるいは人為的な災害によって発生する情報システムの障害を、可能な限り未然に防止すること、また、障害発生時にビジネスの損失を最小限におさえることが、企業にとって重要な課題となっています。

そのための1つの対策として、ディザスタリカバリシステムがあります。
ディザスタリカバリシステムは、遠隔地にバックアップセンタを構築することで、被災を受けたメインセンタの業務をバックアップセンタに切替え、運用を継続するシステムのことです。

ディザスタリカバリシステムでは、以下の観点で重要業務の復旧優先順位を付けることで、投資効果の高いシステム構築が可能になります。

[図1-1 復旧手順の順位付け]

下記に一般的なイントラネットWebシステムで、ディザスタリカバリシステムを構成した場合の例を示します。

[図1-2 ディザスタリカバリシステムの構成イメージ]

以降、本書では一般的なイントラネットWebシステムでディザスタリカバリシステムを構成した場合を例にして説明しています。


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