Linkexpress 利用者プログラム開発ガイド
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第4章 利用者プログラムインタフェース> 4.1 転送API> 4.1.4 転送APIのパラメタパケット一覧> 4.1.4.18 dts_inf_transfer_comp_t

4.1.4.18.1 dts_inf_transfer_comp_tのメンバ一覧

req_ident(転送識別番号) unsigned long型

Linkexpressが転送要求に対して付与した転送識別番号が通知されます。INITJOB、ENDJOBおよびRSPJOBでは、NULLが通知されます。

req_ident(転送識別番号) unsigned型

Linkexpressが転送要求に対して付与した転送識別番号が通知されます。INITJOB、ENDJOBおよびRSPJOBでは、NULLが通知されます。

system_name[32](相手システム名) unsigned char型

本転送要求を要求してきた相手システム名が通知されます。INITJOBおよびENDJOBでは、NULLが通知されます。

ネットワーク定義簡易化機能を使用する場合は"ADDR=相手IPアドレス"の形式で通知されます。

path_name[16](通信パス名) unsigned char型

本転送要求で使用している通信パス名が通知されます。INITJOB、ENDJOBおよびRSPJOBでは、NULLが通知されます。

flow_kind(送受信種別) unsigned型

ファイル転送、メッセージ転送またはジョブ起動の送受信種別が以下の形式で通知されます。

DTS_API_SEND : ファイル送信(SNDFILEのとき)

DTS_API_RECV : ファイル受信(RCVFILEのとき)

DTS_API_SNDMSG : メッセージ転送

DTS_API_EXEJOB : ジョブ起動(ジョブ起動パラメタパケットのjob_typeでJOBNORSPを指定したとき)

DTS_API_JOBRSP : ジョブ実行(ジョブ起動パラメタパケットのjob_typeでJOBRSPを指定したとき)

INITJOB、ENDJOBおよびRSPJOBでは、NULLが通知されます。

start_time(転送開始時間) time_t型

転送開始時間が1970年1月1日からの通算秒で通知されます。

comp_time(転送終了時間) time_t型

転送終了時間が1970年1月1日からの通算秒で通知されます。

data_size(転送データ量) unsigned型

転送データ量(下位4バイト)が通知されます(ファイル転送、メッセージ転送のみ有効)。途中再送ありを指定した場合は正常完了、異常完了にかかわらず前回の転送済みデータ量と今回の転送データ量の合計値が通知されます。

一括ファイル転送の場合は複数のファイルを束ねた総データ量(アーカイブ情報を含む)が通知されます。

転送データ量が、4Gバイトを超える場合、転送データ量の上位4バイトは、data_size_highに設定されます。

trn_comptype(転送の成否) unsigned型

転送の成否が以下の形で通知されます。

DTS_API_NORMALLY : 転送正常終了

DTS_API_ABNORMALLY : 転送異常終了

diagnostic(診断コード) dts_diagnostic_t型

診断コードが通知されます。

job_result(ジョブ結果) *dts_jobrsp_inf_t型

flow_kindがSENDの場合 : NULLが通知されます。

flow_kindがRECVの場合 : NULLが通知されます。

flow_kindがEXEJOBの場合 : NULLが通知されます。

flow_kindがJOBRSPの場合 : 相手システムのジョブがRSPJOBで指定した値が通知されます。

flow_kindがSNDMSGの場合 : NULLが通知されます。

INITJOB、ENDJOBおよびRSPJOBでは、NULLが通知されます。

ckrtn(途中再送の有無) unsigned型

途中再送機能の使用状況が通知されます。なお、初期の転送と再送を区別するためのパラメタではありません。初期の転送でも途中再送機能を使用した場合はDTS_API_INFOが通知されます。

DTS_API_INFO : 途中再送機能使用

DTS_API_NOINFO : 途中再送機能不使用

本指定はTCP/IP(FTP+)の場合のみ有効です。

data_size2(再送データ量) unsigned型

途中再送機能を使用したファイル転送の場合に、今回の転送データ量(下位4バイト)が通知されます。メッセージ転送、ジョブ起動、および途中再送なしのファイル転送では0が通知されます。

転送データ量が、4Gバイトを超える場合、転送データ量の上位4バイトは、data_size2_highに設定されます。

本指定はTCP/IP(FTP+)の場合のみ有効です。

data_size_high(転送データ量) unsigned型

転送データ量の上位4バイトが通知されます(ファイル転送のみ有効)。

途中再送ありを指定した場合は正常完了、異常完了にかかわらず前回の転送済みデータ量と今回の転送データ量の合計値が通知されます。

一括ファイル転送の場合は複数のファイルを束ねた総データ量(アーカイブ情報を含む)が通知されます。

data_size2_high(再送データ量) unsigned型

途中再送機能を使用したファイル転送の場合に、今回の転送データ量の上位4バイトが通知されます。メッセージ転送、ジョブ起動、および途中再送なしのファイル転送では0が通知されます。

本指定はTCP/IP(FTP+)の場合のみ有効です。

lbsession_id(セション識別子)unsigned 型

セション維持機能を利用した転送を行った場合に、同一サーバとのセション維持を行うためのセション識別子が通知されます。

セション維持機能を利用している場合には、次の転送時に本パラメタの値を指定してください。


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