Linkexpress 運用ガイド
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第8章 トラブル発生時の調査手順

8.1 エラー情報の調査手順

Linkexpressサーバでエラーが発生した場合、以下の手順に従って原因を調査します。
なお、新規導入時、接続相手先の追加などで、必ずエラーとなる場合は「導入ガイド」の「付録A 接続定義サンプル」を参照し、Linkexpressサーバの環境定義方法に誤りがないかを合わせて確認してください。

  1. 自側システムの出力エラー情報の確認

    出力エラー情報として、以下を確認します。

    上記のエラー情報から対処方法に従って、対処を実施してください。

  2. 相手側システムの出力エラー情報の確認

    相手側システムと通信を実施している場合、相手側システムのエラーが原因で自側システムがエラーとなる可能性があります。このため、相手側システムの以下の出力エラー情報を確認します。
    なお、以下の出力エラー情報は、相手側システムがLinkexpressサーバの場合です。Linkexpressサーバ以外のファイル転送製品と接続している場合、そのファイル転送製品のエラー情報を確認してください。

    上記のエラー情報から対処方法に従って、対処を実施してください。

  3. FAQ情報の確認

    自側システム、および相手側システムのエラー情報を確認してもエラーが解決しない場合、解決のヒントがFAQで判明することがあります。以下のWebページより、FAQを確認してください。

    http://software.fujitsu.com/jp/linkexpress/faq/

以上の調査でもエラーが解決しない場合、「トラブル初期調査資料採取コマンド使用手引書」を参照し、調査資料を採取してください。採取した調査資料は、富士通のサポート契約に従い、必要に応じて富士通サポート要員へ送付してください。

エラーメッセージ

Linkexpressサーバが出力するメッセージの意味、および対処方法は、「メッセージ集」を参照してください。
なお、Linkexpressサーバが出力するメッセージのメッセージ識別子には、以下の種類があります。

エラー分類・エラーコード

Linkexpressサーバが通知するエラー分類・エラーコードの意味、および対処方法は、「メッセージ集」の「第5章 診断コード」を参照してください。
なお、エラー分類・エラーコードからの情報だけでなく、エラーメッセージも確認してください。ただし、データ転送開始前にエラーを検知した場合などは、エラーメッセージは出力されません。

システムログ(UNIXサーバの場合)

各OSシステムが提供しているシステムログに、Linkexpressサーバのエラーメッセージが出力されます。なお、以下のOSシステムが提供している設定ファイルの中で、システムログのファイル名を指定します。

各プラットホームのシステムログのデフォルトは、以下のとおりです。

プラットホーム

システムログ
(デフォルト)

Linux

/var/log/messages

Solaris

/var/adm/messages

HP-UX

/var/adm/syslog/syslog.log

AIX

(デフォルトはログがありません)

イベントビューア(PCサーバの場合)

PCサーバの場合、Windowsが提供しているイベントビューアの[アプリケーション]に、Linkexpressサーバのエラーメッセージが出力されます。
イベントビューアは、WindowsのOSによって格納場所が異なります。このため、格納場所は、Windowsが提供しているヘルプで「イベントビューア」と指定し、検索してください。

利用者プログラムインタフェース

利用者プログラムインタフェースには、転送APIと転送コントロールがあります。ご利用のインタフェースによって、エラー分類・エラーコードの参照方法が異なります。利用者プログラムについては、「利用者プログラム開発ガイド」を参照してください。


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