Linkexpress 運用ガイド |
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第8章 トラブル発生時の調査手順 |
Linkexpressサーバでエラーが発生した場合、以下の手順に従って原因を調査します。
なお、新規導入時、接続相手先の追加などで、必ずエラーとなる場合は「導入ガイド」の「付録A 接続定義サンプル」を参照し、Linkexpressサーバの環境定義方法に誤りがないかを合わせて確認してください。
出力エラー情報として、以下を確認します。
上記のエラー情報から対処方法に従って、対処を実施してください。
相手側システムと通信を実施している場合、相手側システムのエラーが原因で自側システムがエラーとなる可能性があります。このため、相手側システムの以下の出力エラー情報を確認します。
なお、以下の出力エラー情報は、相手側システムがLinkexpressサーバの場合です。Linkexpressサーバ以外のファイル転送製品と接続している場合、そのファイル転送製品のエラー情報を確認してください。
上記のエラー情報から対処方法に従って、対処を実施してください。
自側システム、および相手側システムのエラー情報を確認してもエラーが解決しない場合、解決のヒントがFAQで判明することがあります。以下のWebページより、FAQを確認してください。
以上の調査でもエラーが解決しない場合、「トラブル初期調査資料採取コマンド使用手引書」を参照し、調査資料を採取してください。採取した調査資料は、富士通のサポート契約に従い、必要に応じて富士通サポート要員へ送付してください。
Linkexpressサーバが出力するメッセージの意味、および対処方法は、「メッセージ集」を参照してください。
なお、Linkexpressサーバが出力するメッセージのメッセージ識別子には、以下の種類があります。
Linkexpressサーバが通知するエラー分類・エラーコードの意味、および対処方法は、「メッセージ集」の「第5章 診断コード」を参照してください。
なお、エラー分類・エラーコードからの情報だけでなく、エラーメッセージも確認してください。ただし、データ転送開始前にエラーを検知した場合などは、エラーメッセージは出力されません。
各OSシステムが提供しているシステムログに、Linkexpressサーバのエラーメッセージが出力されます。なお、以下のOSシステムが提供している設定ファイルの中で、システムログのファイル名を指定します。
各プラットホームのシステムログのデフォルトは、以下のとおりです。
プラットホーム |
システムログ |
Linux |
/var/log/messages |
Solaris |
/var/adm/messages |
HP-UX |
/var/adm/syslog/syslog.log |
AIX |
(デフォルトはログがありません) |
PCサーバの場合、Windowsが提供しているイベントビューアの[アプリケーション]に、Linkexpressサーバのエラーメッセージが出力されます。
イベントビューアは、WindowsのOSによって格納場所が異なります。このため、格納場所は、Windowsが提供しているヘルプで「イベントビューア」と指定し、検索してください。
利用者プログラムインタフェースには、転送APIと転送コントロールがあります。ご利用のインタフェースによって、エラー分類・エラーコードの参照方法が異なります。利用者プログラムについては、「利用者プログラム開発ガイド」を参照してください。
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