Linkexpress 運用ガイド
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第5章 コード変換機能(ユーティリティ)

5.6 コード変換のエラー情報の出力

コード変換の対象となるデータがテンプレート定義やDBサービス定義で定義された形式と違う場合、コード変換エラーが発生します。入力データの形式と定義情報の違いから発生するエラーを調べる場合は、入力データデバッグ機を利用してください。

[入力データデバッグ機能利用時の動作について]

コード変換およびDBサービスで不当データが検出された場合、不当データと判断された入力データの情報をデバッグ結果出力情報ファイルに出力します。チェック対象となったコード変換処理やDBサービスは異常終了し、データの出力は行われません。

チェック処理で不当データが検出されない場合、コード変換およびDBサービスは正常終了します。

[入力データデバッグ機能の有効範囲]

入力データデバッグ機能は以下のデータ属性に対して有効です。

[入力データデバッグ機能の定義方法]

入力データデバッグ機能を利用する場合、DB動作環境定義ファイルにDATA_DEBUGキーワードを記述します。

DATA_DEBUGキーワードでは、デバッグ対象として文字属性と数値属性が指定できます。デバッグ対象の指定値とデータ属性の関係は以下のとおりです。

[キーワードの優先順位]

入力データデバッグ機能を利用している場合、コード変換はエラーが発生した段階で異常終了として扱われます。他のキーワードとの関係は以下のとおりです。

なお、DATA_DEBUGキーワードが指定されている場合、COMMIT_COUNTキーワードは無視されます。

DATA_DEBUGキーワードのデバッグ継続指定は対象となるデータ属性のコード変換エラーだけに有効です。その他の理由でコード変換やデータ格納処理が異常終了した場合、デバッグ情報の出力も中断します。

[デバッグ結果出力情報の内容]

入力データデバッグ機能を利用した場合、DB動作環境定義のキーワードで指定されたファイルに、以下の情報を出力します。

不当データが検出されない場合、処理レコード件数だけを出力します。

また、不当データが文字列属性の場合、変換エラーが発生した文字を代替文字にして変換後文字列を出力します。代替文字がDB動作環境定義で指定されている場合、指定された代替文字で出力します。

文字列のコード系は出力コード系として指定した文字コード系です。

[デバッグ結果出力情報の形式]

チェック対象のデータ属性でエラーが検出された時の出力形式は以下のとおりです。

チェック対象のデータ属性が正しい時は処理したレコード件数を出力します。

チェック対象のデータに対するコード変換エラーが未検出の時に、コード変換の中断が発生した場合は見出し部分だけ出力します。


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