Linkexpress 運用ガイド
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第4章 分散型システム連携機能(DB連携機能)> 4.7 分散型システム連携の操作方法> 4.7.4 DBサービスの状態を監視する場合> 4.7.4.1 DBサービスの状態情報を他のサーバから確認

4.7.4.1.4 DBサービス状態出力ファイルの出力形式

DBサービス状態出力ファイルの出力形式(注)は以下のとおりです。なお、各行には改行記号が付加されています。

注) グローバルサーバ/PRIMEFORCEがDBサービス状態を受信する時の出力形式は、DB-EXPRESSのマニュアルを参照してください。

見出し情報

DBサービス状態出力ファイルの見出し情報は、ファイルの先頭に一回だけ出力されます。見出し情報の形式は以下のとおりです。

# LINKEXPRESS/DB RECEIVE STATUS LOG(TYPE1) 1997/10/23 14:02:54
#

見出し情報では出力形式とDBサービス情報を受信した日時を出力します。なお、出力形式は常に"TYPE1"です。TYPE1以外の出力形式はありません。

DBサービスグループ情報

DBサービス状態出力ファイルのDBサービスグループ情報は、見出し情報の次に一回だけ出力されます。DBサービスグループ情報の形式は以下のとおりです。

# SERVICE GROUP information
service group-name:SVCGRP01
#

DBサービスグループ情報では、DBサービス状態受信を行ったDBサービスグループ名を出力します。

DBサービス情報

DBサービス情報は転送情報と入出力情報の組み合わせで出力されます。DBサービス情報は、ファイルに複数出力されます。

[転送情報]

転送情報は"表示番号 識別名 状態コード 結果コード 開始日時 終了日時"の形式で出力します。各情報は半角の空白文字で区切られます。

(相手システムでデータ受信)

# TRANSFER information(IN-REMOTE) (2)
2-1-1 IN002 40 FF-FFFF 1997/10/22/12:34:56 ----/--/--/--:--:--

(相手システムでデータ送信)

# TRANSFER information(OUT-REMOTE) (3)
3-1-1 OUT003 80 08-0006 1997/10/22/10:21:29 1997/10/22/10:21:30

転送情報の詳細は以下のとおりです。

[入出力情報]

入出力情報は処理に応じて以下の形式で出力されます。

(相手システムでデータベースに格納)

"表示番号 リザーブ1 表名 スキーマ名 データベース名 データベース種別 状態コード 結果コード 開始日時 終了日時"の形式の行で出力します。各情報は半角の空白文字で区切られます。

# I/O information(OUT-DATABASE) (1)
1-2-1 * USRTBL USRSCM USRDB symfoware/rdb 00 00-0000 1997/10/22/12:30:00 1997/10/22/12:32:59
INFORMATION ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ0123456789(←システム間連携情報)
#

(相手システムでファイルに格納)

"表示番号 リザーブ1 ファイル名 ファイル名 リザーブ2 リザーブ3 リザーブ4 状態コード 結果コード 開始日時 終了日時"の形式の行で出力します。各情報は半角の空白文字で区切られます。

# I/O information (OUT-LOCAL) (2)
2-2-1 * C:\USERDIR\USERFILE1 * * * 00 00-0000 1997/10/22/12:30:00 1997/10/22/12:32:59
INFORMATION ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ0123456789(←システム間連携情報)
#

(相手システムでファイル入力)

"表示番号 リザーブ1 ファイル名 リザーブ2 リザーブ3 リザーブ4 状態コード 結果コード 開始日時 終了日時"の形式の行で出力します。各情報は半角の空白文字で区切られます。

# I/O information(IN-LOCAL) (3)
3-2-1 * D:\USERDIR\USERFILE2 * * * FF FF-FFFF ----/--/--/--:--:-- ----/--/--/--:--:--
#

入出力情報の詳細は以下のとおりです。

表示番号 : DBサービス状態出力ファイル内でのDBサービス単位の通し番号です。
リザーブ : リザーブです。"*"を出力します。
表名 : 格納先表名(TABLEオペランドの指定値)です。
ファイル名 : ファイル格納時は、格納先ファイル名(FILEオペランドの指定値)です。
ファイル入力時は、入力元ファイル名(FILEオペランドの指定値)です。
スキーマ名 : 格納先スキーマ名(SCHEMAオペランドの指定値)です。
データベース名 : 格納先データベース名(DATABASEオペランドの指定値)です。

データベース種別 : データベース種別です。DBサービス状態を受信するシステムによって以下の値が出力されます。

状態コード : 相手システムでの処理状態コードです。ファイル入力では常に"FF"が出力されます。

結果コード : 相手システムでの処理結果コードです。ファイル入力では常に"FF-FFFF"が出力されます。

開始日時および終了日時 : 相手システムでの処理の開始日時および終了日時です。処理が開始または終了していない場合は、"----/--/--/--:--:--"が出力されます。
また、データ編集なしのファイル格納、およびファイル入力では開始日時、終了日時ともに"----/--/--/--:--:--"が出力されます。

また、相手システムがデータベースまたはファイルへ格納している場合、入出力情報の後続行でシステム間連携情報を通知します。システム間連携情報は相手システムがデータ格納時に利用者カストマイズ出口から起動した利用者格納後処理出口、またはその配下のプロセスが出力したメッセージです。利用者カストマイズ出口を起動しない場合、または出力メッセージがない場合、システム間連携情報は出力されません。

終了情報

DBサービス状態出力ファイルの終了情報は、ファイルの最終行に一回だけ出力されます。終了情報の形式は以下のとおりです。

#END

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