Linkexpress 運用ガイド
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第4章 分散型システム連携機能(DB連携機能)> 4.4 分散型システム連携の運用のカストマイズ

4.4.4 応答側データ受信と連動して格納する方法

分散型システム連携で応答側データ受信を行う場合、受信処理と連動してデータ格納処理が実行できます。応答側データ受信処理から格納処理を自動的に呼び出すことを格納連動モードと呼びます。

格納連動モードで応答側データ受信のDBサービスを実行する場合、応答側データ受信処理に連動してデータ格納処理が実行されます。また、格納連動モードを指定しない場合、受信完了時に利用者がデータ格納コマンドを実行する必要があります。

[格納連動モーの指定方法]

格納連動モードを使用する場合、転送用バッチファイル上のlxtrndbコマンドに-yオプションを指定してください。

また、lxtrndbコマンドの-yオプションはデータ格納コマンドの-uオプションと対応します。データベースにアクセスするためのセキュリティ情報を指定する場合、-yオプションのパラメタとして指定してください。

[格納結果を起動側システムに通知する]

応答側データ受信処理を格納連動モードで起動した場合、起動側システムに対して転送結果および格納結果を自動的に通知することが可能です。結果通知の動作は以下の4とおりがあります。また、起動側システムに通知する情報の形式は、情報を受信する起動側システム側が指定します。詳細は「4.7.4.1.1 DBサービスの状態を送信する」を参照してください。自動通知の動作を変更する場合はDB動作環境定義のAUTO_NOTIFICATIONキーワードの指定値を変更してください。

なお、lxtrndbコマンドの処理を業務と連動させた運用で、業務の結果をDBサービスの結果として相手システムへ通知する場合は自動通知を行わないでください。業務の結果をDBサービスの結果とする場合は、lxstcsvコマンドでDBサービス管理情報を更新した後にlxsndstコマンドで状態情報を送信してください。

[格納結果通知の転送多重度]

格納連動モードを使用する運用で結果通知を自動で行う場合は、使用する通信パスに対して転送多重度の追加が必要です。通信パスの起動側多重度に1多重度追加してください。


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