Symfoware Server 解説書 - FUJITSU -
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第5章 Symfoware Serverの機能> 5.6 アプリケーション開発

5.6.4 Symfoware .NET Data Provider対応アプリケーションの開発

Symfoware Serverは、米国Microsoft社が提唱するADO.NETに準拠したデータベースアクセスコンポーネント“Symfoware .NET Data Provider”を提供しています。Symfoware .NET Data Providerを利用することで、Symfoware .NET Data Provider APIを使用した.NET Frameworkアプリケーションから、データベースにアクセスすることができます。

Symfoware .NET Data Providerを使用したアプリケーションのシステム構成を、以下に示します。

[図:Symfoware .NET Data Providerのシステム構成]

Symfoware .NET Data Providerは、Symfoware Server Connection Managerと連携して使用することはできません。

 

Symfoware .NET Data Providerには、以下の特長があります。

■データベースへの非接続型アクセの実現

Symfoware .NET Data Providerは、データベースへの非接続型アクセスを実現します。

ADO.NETに準拠したSymfoware .NET Data Providerには、非接続型アクセスに必要なコネクションと結果セットを切り離す“DataSet”との連携、更新差分の管理、およびデータベース更新時の更新データとデータベースデータの整合性チェックの機能があります。これにより、非接続型アクセスのアプリケーションを容易に開発することができます。

[図:データベースとの非接続型アクセス]

■Symfoware Serverに最適な.NET Framework環境の提供

Symfoware .NET Data Providerは、.NET Frameworkアプリケーションの高性能、および信頼性を目的としています。Symfoware Server独自の.NET Data Providerにより、Symfoware Serverの機能をすべて利用できるだけでなく、ODOSを利用するADO.NETと比べ、レスポンスタイムやアプリケーションの安定性を向上させることができます。

Symfoware .NET Data Provider対応アプリケーションの開発の詳細は、“アプリケーション開発ガイド(.NET Data Provider編)”を参照してください。

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