Symfoware Server 解説書 - FUJITSU -
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第5章 Symfoware Serverの機能> 5.2 バックアップとリカバリ

5.2.2 バックアップ

異常時に備えて、データベースのバックアップを行う必要があります。

Symfoware Serverのバックアッは、以下に対して実行します。

また、Symfoware Serverの以下の機能と合わせて利用することにより、一層の効果を得ることができます。

バックアップについて、以下の機能を説明します。

データベースのオンライン・バックアッ

24時間連続運用などにより、日々のデータベース運用中にバックアップ時間が確保できないような場合があります。Symfoware Serverでは、オンライン業務中であっても業務を停止せずにデータベースをバックアップすることができます。これをオンライン・バックアップと呼びます。オンライン・バックアップを利用することにより、業務と並行してデータベースの保全ができるため、深夜や休日に保全時間を確保する必要はありません。

インターバルバックアッ

オンライン業務中にオンライン・バックアップを実行すると、アプリケーションのレスポンスに影響を与える可能性があります。Symfoware Serverでは、オンライン・バックアップに待ち時間を設定することで、ディスクへのアクセスの優先順位を下げ、業務への影響を軽減させることができます。これをインターバルバックアップと呼びます。

インターバルバックアップの詳細は、“RDB運用ガイド”の“DSIのバックアップ”を参照してください。

オンライン・バックアップの整合性の保証

オンライン・バックアップ時に、業務と並行して取得する退避データをオンラインダンと呼びます。オンラインダンプは、更新中のDSIの情報を取得します。DSIイメージデータと、RDBコマンド実行中の更新ログを一緒にバックアップすることで、退避データとしての整合性を保証しています。このため、取得した退避データのみでRDBコマンドの実行時点にDSIをリカバリすることが可能です。


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