Linkexpress SSL通信環境導入説明書
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第2章 SSL通信の環境設定

2.1 環境設定の作業手順

環境設定の作業手順は自システムの環境設定の状態によって異なります。以下の点を確認し、3種類の中から選択してください。

■証明書管理パッケージの環境作成

SSL通信を始めて利用するなど、証明書管理パッケージの動作環境がない場合、証明書管理パッケージの環境設定と証明書の取得・登録作業が必要です。作業手順は以下のとおりです。なお、Linkexpressサーバは(1)から(4)の作業を一括して行うための環境設定ツール(注)を提供しています。詳細は"2.2 Linkexpressサーバが提供する環境設定ユーティリティを利用する"を参照してください。

注)

・UNIXサーバの場合

 シェルスクリプト

・PCサーバの場合

 コマンド

注) (5)の作業は発行局に対する作業です。Linkexpressサーバや証明書管理パッケージに対する操作・作業ではありません。

■証明書などの情報追加・更新

証明書管理パッケージの動作環境が作成済みのシステムで、Linkexpressサーバ用に証明書や相手システムを追加する場合は証明書管理パッケージの環境設定を省略できます。

なお、必要な作業は追加・更新する証明書情報によって異なります。1.〜3.から選択してください。

  1. サイト証明書を追加、再作成する。(4)〜(7)
  2. 発行局の証明書(CA局証明書)を追加する。(5)〜(7)(注)
  3. CRL(無効となった証明書のリスト)を登録・更新する。(5)〜(6)

注) サイト証明書を発行した発行局の証明書が必要です。

注) (5)の作業は発行局に対する作業です。Linkexpressサーバや証明書管理パッケージに対する操作・作業ではありません。

■構築済み証明書管理環境の利用

他製品で証明書管理パッケージによるSSL通信の環境をLinkexpressサーバに利用できる場合、Linkexpressサーバの定義にSSL通信の情報を設定することでSSL通信が利用可能です。

■備考.

上記の準備手順のうち、図中(2)、(3)、(4)および(6)の作業は、証明書管理パッケージで提供されているコマンドを使用します。証明書管理パッケージでは、SSL通信を行うために必要な証明書および鍵の管理環境の作成と設定を行うことができます。


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