ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書 13.1 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Sever(R) 2003-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX- |
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第7章 テープサーバのカスタマイズ |
テープサーバでは、運用時に必要となるカーネルパラメーターのチューニングを行う必要があります。設定するシステム種別に応じてチューニング方法が異なります。
「StorageサーバまたはStorage管理サーバとしてのカスタマイズ」を実施する場合は、そこで行うカーネルパラメーターの値と、以下で示す値を加算する必要があります。
カーネルパラメーターを編集するには、/etc/systemファイルへチューニングのためのレコードを追加または現在のレコードの値を変更することで行います。
資源 |
パラメーター |
チューニング値 |
設定基準 |
---|---|---|---|
共有メモリ |
shmsys:shminfo_shmmax |
268435456 |
最大値 |
shmsys:shminfo_shmseg (*1) |
テープバックアップ多重度x2 (*2) |
最大値 |
|
セマフォ |
semsys:seminfo_semmap (*1) |
50 |
加算 |
semsys:seminfo_semmni |
50 |
加算 |
|
semsys:seminfo_semmns |
300 |
加算 |
|
semsys:seminfo_semmnu |
150 |
加算 |
|
semsys:seminfo_semopm |
50 |
最大値 |
|
semsys:seminfo_semume |
50 |
最大値 |
|
semsys:seminfo_semmsl |
125 |
最大値 |
(*1)Solaris 9以降では設定不要です。
(*2)バックアップ多重度とは実際に行われるテープへのバックアップおよびテープリストアの多重度です。運用中に行われるバックアップ多重度の最大値を指定してください。通常業務ボリュームの場合1つのバックアップコマンドにつき1つの多重度となります。Symfowareバックアップの場合、ロググループ1つにつき、そのロググループに含まれる全データベーススペース数が多重度となります。
/etc/systemファイルの編集例を以下に示します。(あくまでも例ですので、環境に合わせた設定を行ってください。)
set shmsys:shminfo_shmmax = 268435456 set shmsys:shminfo_shmseg = 60 set semsys:seminfo_semmni = 320 set semsys:seminfo_semmns = 670 set semsys:seminfo_semmnu = 542 set semsys:seminfo_semmsl = 35 |
カーネルパラメーターのチューニングを反映させるため、システムを再起動します。
システムを再起動するコマンドを以下に示します。
# cd / # /usr/sbin/shutdown -y -i6 -g0 |
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