ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.1 -Linux-
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第9章 運用保守> 9.4 レプリケーション中に発生したハードウェア障害等の対処方法

9.4.2 対処方法

9.4.2.1 複製ボリュームにハードウェア障害が発生した場合の対処方法 

複製ボリュームにハードウェア障害が発生した場合、以下の手順に従って障害の復旧作業を行ってください。

  1. 運用解除コマンド(swsrpcancel)で異常の発生している処理をキャンセルします。サーバ間レプリケーションを行っていた場合で、操作サーバからキャンセルできない場合は、非操作サーバからキャンセルします。

  2. コマンドによるキャンセルができない場合は、GRmgrを使用してキャンセルします。

  3. 資源整合コマンド(swsrprecoverres)を実行します。

  4. 運用状況表示コマンド(swsrpstat)を実行して、他に異常が発生していないことを確認します。

  5. 複製ボリューム情報削除コマンド(swsrpdelvol)を使用して、異常の発生している複製ボリュームを削除します。

  6. 複製ボリューム情報設定コマンド(swsrpsetvol)を使用して、新しい複製ボリュームを登録します。異常の発生していた複製ボリュームを修復して再度使用する場合は、初期画面から[特定デバイスの情報取得/反映]を実施してから、複製ボリュームに登録しなおしてください。

  7. エラーとなった処理を再実行します。

9.4.2.2 リモートコピー処理で異常(halt)が発生した場合の対処方法 

RECのRecoveryモードによって、RECを再開(Resume)する方法が異なります。

[Automatic Recoveryモードの場合]

  1. 全パス閉塞(halt)の原因を取り除きます。

  2. ETERNUSディスクアレイにより自動的にRECが再開(Resume)されます。

[Manual Recoveryモードの場合]

  1. 全パス閉塞(halt)の原因を取り除きます。

  2. 複製作成コマンド(swsrpmake)を使用してhalt状態のRECを強制サスペンドします。

    [ボリューム単位の場合]

    swsrpmake -j <複写元ボリューム名> <複写先ボリューム名>

    [グループ単位の場合]

    swsrpmake -j -Xgroup <グループ名>

  3. 複製開始コマンド(swsrpstartsync)を使用してRECを再開(Resume)します(強制サスペンド後のRECを再開する場合は-tオプションの指定が必要です)。

    [ボリューム単位の場合]

    swsrpstartsync -t <複写元ボリューム名> <複写先ボリューム名>

    [グループ単位の場合]

    swsrpstartsync -t -Xgroup <グループ名>


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