ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.1 -AIX-
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第4章 バックアップ運用> 4.1 概要

4.1.3 リストアの処理

AdvancedCopy Managerのリストア方法を説明します。

リストアは、バックアップ履歴情報で管理されているバックアップボリュームより業務ボリュームの内容を復元します。

バックアップボリュームからのリストアは、ディスクアレイ装置(ETERNUS ディスクアレイ)が提供するOPC機能を用いて、バックアップボリュームから業務ボリュームに行われます。

履歴管理しているバックアップボリュームの内容を業務ボリュームにリストアしても、履歴管理情報が変更されることはありません。

なお、リストア処理は、バックアップ元となる業務ボリュームに対して行われますが、リストア先を変更する事も可能です。

最新のバックアップボリューム採取時点と、リストア操作を行うまでの間に、業務ボリュームの内容を書き換えたとしても、書き換えられたデータについては保証されません。

[図 4.5 AdvancedCopy Managerのリストア注意事項]

TD:業務ボリューム

BD:バックアップボリューム

4.1.3.1 ボリュームグループのリストアの処

AIX版AdvancedCopy Managerでは、業務ボリュームとしてボリュームグループを使用します。業務ボリュームがボリュームグループの場合は、ディスクアレイ装置(ETERNUS ディスクアレイ)のOPC/ROPC機能によるコピー処理は、ボリュームグループに対応する物理ディスク全体に対して行われます。したがって、ボリュームグループ内に複数の論理ボリュームが存在する場合は、全ての論理ボリュームのデータがリストアされます(図4.6)。

ボリュームグループをリストアに用いる場合は以下の点に注意する必要があります。

[図 4.6 複数論理ディスク時のリストア]


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