ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.1 -AIX-
目次 索引 前ページ次ページ

第1章 AdvancedCopy Managerの概要> 1.5 AdvancedCopy Managerにおけるサポートデバイスについて

1.5.2 LVM(Logical Volume Manager)配下のボリューム

AdvancedCopy Managerでは、以下の単位でLVM配下のボリュームをバックアップ/レプリケーションすることができます。

LVM配下のボリュームのバックアップ運用については、「LVMボリュームの運用」を、LVM配下のボリュームのレプリケーション運用については、「LVMボリュームの運用」を参照してください。

1.5.2.1 ボリュームグループ単位の運用 

論理ボリュームが存在するボリュームグループが管理単位になります。

AdvancedCopy Managerは、ボリュームグループを構成する物理ディスク単位にコピー処理を行います。

論理ボリューム単位で運用可能なLVMボリュームは、以下の条件を満足する必要があります。

[サポート可能な構成]

LVM では、物理ディスク(LU:Logical Unit) 内に複数の論理ボリュームを定義することが可能であり、また、論理ボリュームの境界は、物理ディスクの境界とは全く無関係に定義することができます。

1つのボリュームグループに複数の論理ボリュームがある場合もサポートされますが、運用の際は以下の点に留意してください。

1.5.2.2 ボリュームグループを構成する物理ディスク 

論理ボリュームが存在するボリュームグループを構成する物理ディスクを管理単位とします。

ボリュームグループが、ボリュームグループ単位の運用でサポートされない構成の場合は、この運用を行います。

クラスタ構成で運用する場合、クラスタを構成する全てのサーバにおいて、ボリュームグループを構成する物理ディスクのデバイス名(/dev/(r)hdisk#)が同じであり、デバイス名が指すETERNUSのディスクも同じである必要があります。

[ボリュームグループ単位の運用でサポートされない構成]

バックアップやレプリケーションを行う際には、ボリュームグループ全体の整合性を保ってコピーを行う必要があります。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2000-2007