ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.1 -Solaris-
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付録B バックアップ運用におけるサンプルシェルスクリプト> B.3 サンプルシェルスクリプト

B.3.4 サンプルシェルスクリプト使用時の注意事項

■Oracle資源の配置

Oracleのデータファイル、データファイル以外のファイルは、それぞれ異なるディスク、またはスライスに格納してください。

■Oracle資源のバックアップ運用

  1. 初期化パラメーターファイル

    1. 変更の都度、OSのcpコマンド等でバックアップします。

  2. 制御ファイル

    1. Oracleによるミラー化をお勧めします。

    2. DB環境に変化があった場合、以下のコマンドでトレースファイルを作成します。制御ファイルが破壊された場合は、トレースファイル中のSQL文を実行して復旧します。

      alter database backup controlfile to trace;

  3. データファイル

    1. データファイルは、ローデバイスに配置することを推奨します。

    2. データファイルをファイルシステムに配置する場合は、データファイルの自動拡張機能を無効(AUTOEXTEND OFF)にしてください。また、サンプルシェルスクリプト中の前後処理においてアンマウントが行われないようにカスタマイズする必要があります。

    3. AdvancedCopy Managerでバックアップします。

    4. バックアップ対象のテーブルスペースの範囲は、必ずOracleのバックアップ同期処理(begin backup/end backup)の単位とAdvancedCopy Managerでのバックアップ単位の範囲内にしてくだい。たとえば、AdvancedCopy ManagerでLUN単位にバックアップする場合は、1つのテーブルスペースは、1つのLUN内に配置してください。

    5. システム内の全テーブルスペースのバックアップ後は、以下のコマンドですべての最新ログをアーカイブします。

      alter system archive log current;

  4. REDOファイル

    1. オンラインREDOログファイル、アーカイブログファイルともOracleまたはOSによるによるミラー化をお勧めします。

    2. オンラインREDOログファイルは、バックアップする必要はありません。

オンラインバックアップを行うには、対象となるOracleデータベースはアーカイブログ運用が必須です。

■Oracleデータベースのリカバリ

データベース停止後、Oracleデータベースをリストアし、データベースを再起動してください。さらに最新の状態まで復旧する場合には、Oracleのリカバリ機能を使用して行ってください。


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