ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.1 -Solaris- |
目次
索引
![]() ![]() |
第11章 運用上の注意事項 | > 11.1 バックアップ運用/レプリケーション運用の注意事項 |
クラスタ運用での一般的な注意事項として以下の項目があります。
システム全体に環境変数が設定されるようなSWSTGNODEの登録は実施しないでください。
AdvancedCopy Managerでは、業務を構成するデーモンの監視を実施していません。業務のデーモンが何らかの原因で停止した場合、自動で再起動を実施しないため、手動にて再起動する必要があります。また、AdvancedCopy Managerの業務用のデーモンが停止したことにより、userApplicationがフェールオーバすることもありません。
AdvancedCopy Managerの業務を構成するデーモンとその起動方法については、「デーモンの起動と停止」を参照してください。
スケーラブル運用の業務と複合運用をするStorageサーバ業務(Storage管理サーバ業務)については、通常運用や他のクラスタ運用と異なる以下の注意事項があります。
Storage管理サーバ業務の場合、クラスタセットアップコマンドにて指定する論理IPアドレスは、Storage管理サーバ業務の論理IPアドレスであることに注意してください。物理IPアドレスやスケーラブル運用の業務の論理IPを指定した場合、正常に設定されません。
Storageサーバ業務(Storage管理サーバ業務)のuserApplicationのクラスタリソースとして、スケーラブル運用の業務のuserApplicationのリソースは登録しないでください。
『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager GUI使用手引書』の「認証関連ファイルの設定」の手順2において、編集するIPアドレスはStorage管理サーバ業務の論理IPアドレスであることに注意してください。物理IPアドレスやスケーラブル運用の業務の論理IPとして編集した場合、正常に設定されません。
『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager GUI使用手引書』の「サーバの登録方法」の[サーバの追加]入力画面において、IPアドレス欄にはStorageサーバ業務の論理IPを入力してください。物理IPやスケーラブル運用の業務の論理IPを入力した場合、正常に設定されません。
『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager GUI使用手引書』の「サーバの登録方法」の[サーバの追加]入力画面において、ポート番号欄には、Storageサーバ業務のカスタマイズ時に登録した、業務用通信デーモン(stgxfws_論理ノード名)に対するポート番号を入力してください。該当するサーバ業務用通信デーモンに対するポート番号以外を入力した場合は、正常に設定されません。
『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager GUI使用手引書』の「デバイス情報の登録方法」の[デバイス情報の確認]画面では、バックアップ、レプリケーション運用するスケーラブル運用の業務の業務ボリュームとバックアップ用ボリュームを追加してください。
バックアップ、レプリケーションを実行できるノードは、Storageサーバ業務(Storage管理サーバ業務)の運用ノードのみです。Storageサーバ業務(Storage管理サーバ業務)の待機ノードでは実行できません。
Storageサーバ業務(Storage管理サーバ業務)の運用ノードで動作しているスケーラブル運用の業務が何らかの原因により停止した場合、手動にてStorageサーバ業務(Storage管理サーバ業務)をスケーラブル運用の業務が動作しているノードにフェールオーバさせなければなりません。Storageサーバ業務(Storage管理サーバ業務)とスケーラブル運用の業務は連動していないため、スケーラブル運用の業務が停止したことによりStorageサーバ業務(Storage管理サーバ業務)がフェールオーバすることはありません。
目次
索引
![]() ![]() |