ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.1 -Solaris- |
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第10章 各種コマンド | > 10.3 構成管理のコマンド |
AdvancedCopy Managerで管理しているサーバの以下の情報を変更します。本コマンドは、Storage管理サーバで実行する必要があります。
StorageサーバのIPアドレス
Storageサーバのポート番号
Storage管理サーバのサーバ名
Storageサーバのサーバ名
対象サーバに後からテープサーバ機能を導入する場合にも使用します。
また、サーバ情報変更指示ファイルを指定することにより、管理システム内の複数のサーバ、複数の情報の整合性を保ちながら、一括してサーバの情報を変更することができます。
変更できるサーバの情報は以下になります。
Storage管理サーバのIPアドレス
StorageサーバのIPアドレス
Storage管理サーバのポート番号
Storageサーバのポート番号
Storage管理サーバのサーバ名
Storageサーバのサーバ名
以下のサーバ情報は、管理サーバ情報変更コマンド(stgcmmodnode)を使用して行うため、本コマンドでサーバ情報変更指示ファイルを指定しない場合は変更できません。
Storage管理サーバのIPアドレス
Storage管理サーバのポート番号
本コマンドを使用してサーバ情報の変更を行う際には、事前にマシンの定義情報を変更しておく等の事前作業が必要となります。「運用環境の変更」にある手順を参照し、処理を行ってください。
指定方法
# /opt/FJSVswstf/bin/stgxfwcmmodsrv [-n サーバ名 [-s 変更サーバ名] [-i 変更IPアドレス] [-p 変更ポート番号]] | [-f サーバ情報変更指示ファイル名 [-y]] |
オプションの説明
オプション |
説明 |
---|---|
-n |
現在管理しているサーバ名を指定します。 |
-s |
変更後のサーバ名を255バイト以内で指定します。 使用できる文字は半角の英数字、-(マイナス)、_(アンダスコア)、#、.で、先頭は半角英数字である必要があります。全角文字はエラーとなります。 -nオプションと同時に指定します。 |
-i |
変更後のIPアドレスをIPv4のフォーマットで指定します。 Storageサーバを物理的なサーバとして管理する場合は物理IPアドレスを、クラスタ運用などIPアドレスを冗長化して(論理的なサーバとして)管理する場合は論理IPアドレスを指定します。 -nオプションと同時に指定します。 |
-p |
変更後の通信で必要なポート番号を指定します。(1024〜65535の値) クラスタ運用時は、サービス名stgxfws_?(*1)に割り当てたポート番号を指定します。 -nオプションと同時に指定します。 |
-f |
サーバ情報変更指示ファイル名を絶対パスで指定します。 -y以外のほかのオプションと同時に指定することはできません。 |
-y |
管理システム内に複数のサーバが存在し、特定のサーバでエラーが発生した場合でも、処理を続行する場合に指定します。 エラーが発生したサーバに対して、エラー原因を解決後、必要な変更作業を個別に実施してください。 -fオプションと同時に指定します。 |
(*1)クラスタセットアップ時に指定したAdvancedCopy Managerの論理ノード名
サーバ情報変更指示ファイルの記述方法
1行に、現在管理しているサーバのサーバ名、変更する情報区分、変更する値を、スペースまたはタブで区切って記述します。
変更する情報区分は以下のとおりです。
S:サーバ名
I:IPアドレス
P:ポート番号
同一サーバに対して、IPアドレスとポート番号というように複数の情報区分の変更が必要である場合は、IPアドレスの変更指示、ポート番号の変更指示の2行を記述します。
[記述例]
Manager I 10.10.20.10 Server1 I 10.10.20.20 Server1 P 9888 Server2 S DstServer |
終了ステータス
=0:正常終了
>0:異常終了
実行例
Storageサーバ(サーバ名:Server1)のIPアドレスを10.20.30.40に変更します。
# /opt/FJSVswstf/bin/stgxfwcmmodsrv -n Server1 -i 10.20.30.40 stgxfwcmmodsrv completed # |
Storageサーバ(サーバ名:Server1)のサーバ名をAgent5に変更します。
# /opt/FJSVswstf/bin/stgxfwcmmodsrv -n Server1 -s Agent5 stgxfwcmmodsrv completed # |
サーバ情報変更指示ファイルを指定してサーバの情報を一括して変更します。
# /opt/FJSVswstf/bin/stgxfwcmmodsrv -f /acm/modfile stgxfwcmmodsrv completed # |
サーバ情報変更指示ファイルを指定して、特定サーバのエラーが発生してもサーバの情報を一括して変更します。
# /opt/FJSVswstf/bin/stgxfwcmmodsrv -f /acm/modfile -y swstf2459 資源整合コマンドが異常終了しました。サーバ名=[Server1] swsrp0625 他のAdvancedCopy Managerのコマンドが実行中のため、このコマンドは実行できません。 stgxfwcmmodsrv completed, excluding the server where the error occurs # |
本コマンドの注意事項は以下のとおりです。
本コマンドはrootユーザーのみ実行可能です。
製品インストール時に指定したロケールにて、実行してください。
Storage管理サーバの情報を変更する場合の注意事項は以下のとおりです。(-fオプション指定時を除く)
IPアドレスやポート番号の変更は、管理サーバ情報変更コマンド(stgcmmodnode)を使用して行い、変更後は、AdvancedCopy Managerの各種デーモンを再起動します。
Storage管理サーバの情報変更後は、管理しているStorageサーバ上で管理サーバ情報変更コマンド(stgcmmodnode)を実行して、変更後のStorage管理サーバの情報を設定します。
Storageサーバの情報を変更する場合の注意事項は以下のとおりです。
IPアドレスを変更する場合は、事前にAdvancedCopy Managerの各種デーモンを停止します。その後、システムまたは論理IPアドレスを提供するソフトウェアにおいてIPアドレスを変更し、AdvancedCopy Managerの各種デーモンを起動しておきます。
ポート番号を変更する場合は、事前にAdvancedCopy Managerの各種デーモンを停止します。その後、システムにおいてポート番号を変更し、AdvancedCopy Managerの各種デーモンを起動しておきます。
-fオプション指定時の注意事項は以下のとおりです。
変更対象のサーバ名、IPアドレスが、現在管理しているほかのサーバで使用されていてはいけません。
本コマンドを実行するStorage管理サーバ、Storage管理サーバ業務が管理するすべてのStorageサーバのAdvancedCopy Managerが動作している必要があります。
本コマンドを実行するStorage管理サーバ、Storage管理サーバ業務が管理するすべてのStorageサーバにおいて、本コマンド実行前や実行中にバックアップ管理およびレプリケーション管理のコマンドは実行しないでください。コマンドを実行した場合、コマンドが異常終了する場合があります。本コマンドが異常終了した場合は、エラーメッセージの処置方法に従い復旧してください。本コマンド実行前や実行前に、誤ってバックアップ管理およびレプリケーション管理のコマンドを実行してしまい、バックアップ管理およびレプリケーション管理のコマンドが異常終了した場合は、本コマンドが正常終了した後、再度、バックアップ管理およびレプリケーション管理のコマンドを実行してください。
-yオプション指定時の注意事項は以下のとおりです。
本オプションを指定した場合、一部のサーバとの通信ができないなどのエラーが発生した場合でも強制的に処理を続行することになります。そのため、管理システム全体の整合性を保つことができなくなります。通常は指定しないでください。
一部サーバに問題が発生しているなどのやむを得ない場合だけ指定してください。エラーメッセージが出力されたサーバについては、エラーメッセージに応じた対処を行ってください。対処が完了するまでは正常に運用することができません。早急に対処を行ってください。
次のコマンドが実行されているときは、本コマンドを実行することができません。
Web画面を使用して、初期画面で以下の操作を行っているときは、本コマンドを実行することができません。
サーバの追加
サーバの変更
サーバの削除
全デバイスの情報取得/反映
特定デバイスの情報取得/反映
デバイスの情報削除
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