ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 13.1 -Solaris-
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第5章 バックアップ運用(Symfoware)> 5.1 概要

5.1.1 バックアップ

AdvancedCopy Managerでは、Symfowareのデータベーススペースを、データベーススペース単位またはロググループ単位で、バックアップを行うことができます。

AdvancedCopy Managerでは、バックアップ対象とするデータベーススペースが配置されているスライスを業務ボリュームとします。

データベーススペース単位のバックアップでは、その業務ボリュームをバックアップ退避先ボリューム(バックアップボリューム)にバックアップします。

ロググループ単位のバックアップでは、ロググループに含まれるすべてのデータベーススペースをそれぞれ業務ボリュームとして定義し、そのすべての業務ボリュームをバックアップします。

ロググループ単位でバックアップする場合、ロググループに含まれるすべてのデータベーススペースが配置されているスライスを、それぞれ業務ボリュームとして登録しておく必要があります。ひとつでも登録から漏れると、AdvancedCopy Managerは登録から漏れたデータベーススペースをバックアップすることができず、データベースのリカバリ時に表間のリレーションの整合性が保てなくなります。

AdvancedCopy Managerは、バックアップ時に、データベースのリカバリに必要なデータを格納したリカバリ制御ファイルを作成し、バックアップした世代毎に管理します。


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