ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 テープバックアップ連携編 13.1 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Sever(R) 2003-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX-
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付録A バックアップ/リストア/テープコピーの前後処理> A.4 テープコピーの前後処理

A.4.10 Windowsのテープコピー実行時の後処理

テープコピー実行時の後処理のスクリプトファイル名は、以下のとおりです。

バックアップボリュームのロック/ロック解除処理はスクリプトではなく、プログラム内で実施されています。したがって、テープコピーの前処理スクリプト、テープコピーの後処理スクリプトは、ボリュームのロック/ロック解除処理の直前、直後にそれぞれ実行されます。テープコピーの前後処理スクリプトでは、実質的に何も処理を実施していません。

テープコピーの前処理では、他アプリケーションとの一時的なアクセス競合を回避するために、ロック処理に失敗した場合、ロック処理のリトライを実施します。既定のリトライ回数を超えた場合、コマンドは異常終了します。この場合、バックアップボリュームを使用しているプロセスが存在していますので、アプリケーションやサービスの停止を行う等の対処を実施して、他のプロセスからボリュームが使用されていない状態にしてください。なお、ボリュームロック動作指定ファイルと呼ばれる設定ファイルを作成することにより、規定のリトライ回数の変更を行うことが可能です(詳細については、「Windowsのテープコピー用バックアップボリュームロック動作指定ファイル」を参照してください)。
ただし、テープコピー処理実行時に他のプロセスが処理対象ボリュームを使用しないための対策が適切に行われている場合は、通常はこのファイルを作成する必要はありません。

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