ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 運用手引書 テープバックアップ連携編 13.1 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Sever(R) 2003-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX- |
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第9章 運用保守 | > 9.3 バックアップ中に発生したハードウェア障害等の対処方法 |
業務ボリュームにハードウェア障害が発生した場合、以下の手順に従って障害の復旧作業を行ってください。
物理コピー中に障害が発生した場合は、異常の発生した処理をキャンセルします。
バックアップ(OPC)の物理コピー中に異常が発生した場合:acmhistdelコマンド
同期処理(EC)中に異常が発生した場合:acmcancelsyncコマンド
リストア(OPC)の物理コピー中に異常が発生した場合:swstcancelrestコマンド
QuickOPCのトラッキング中に異常が発生した場合:acmcanceltrkコマンド
実行状況表示コマンド(swstbackstat、acmsyncstat、swstreststat、およびacmtrkstat)、履歴情報表示コマンド(acmhistdisp)を実行して、他に異常が発生していないことを確認します。
業務ボリュームのハードウェア障害を取り除きます。
リストア実行コマンド(acmrestore)を使用してリストアし、業務ボリュームを復旧します。
バックアップボリュームにハードウェア障害が発生した場合、以下の手順に従って障害等の復旧作業を行ってください。
異常の発生していた処理をキャンセルします。
バックアップ(OPC)の物理コピー中に異常が発生した場合:acmhistdelコマンド
同期処理(EC)中に異常が発生した場合:acmcancelsyncコマンド
リストア(OPC)の物理コピー中に異常が発生した場合:swstcancelrestコマンド
QuickOPCのトラッキング中に異常が発生した場合:acmcanceltrkコマンド
コマンドによるキャンセルができない場合は、GRmgrを使用してキャンセルします。
資源整合コマンド(swstsrsemtch)を実行します。
異常の発生していた処理をキャンセルします。この時、実行状況表示コマンド(swstbackstat、 swstreststat)および履歴情報表示コマンド(acmhistdisp)では、Status欄が“succeeded”と表示されていますが、コピー処理は中断していますので、必ずキャンセルしてください。なお、同期処理(EC)に異常が発生していた場合は、既にキャンセル状態になっていますので対処の必要はありません。
バックアップ(OPC)の物理コピー中に異常が発生した場合:acmhistdelコマンド
リストア(OPC)の物理コピー中に異常が発生した場合:swstcancelrestコマンド
実行状況表示コマンド(acmbackstat、acmsyncstat、swstreststat、およびacmtrkstat)、履歴情報表示コマンド(acmhistdisp)を実行して、他に異常が発生していないことを確認します。
デバイス情報設定コマンド(acmdevinfoset)を使用して、異常の発生しているバックアップボリュームを削除します。
デバイス情報設定コマンド(acmdevinfoset)を使用して、新しいバックアップボリュームを登録します。異常の発生していたバックアップボリュームを修復して再度使用する場合は、初期画面から[特定デバイスの情報取得/反映]を実施してから、バックアップボリュームに登録しなおしてください。
エラーとなった処理を再実行します。
ハードウェア障害を取り除きます。
中断していたコピー処理が再開されます。
テープにハードウェア障害が発生した場合、以下の手順に従って障害の復旧作業を行ってください。
異常の発生したテープを、以降のバックアップで使用されないようにします。TSMの『update volume』コマンドを使用します。
tsm> update volume <ボリューム名> access=readonly |
代わりのテープをチェックインします。「テープの投入」を参照してください。
期限切れの設定がされていると、1のテープに格納されたデータのバックアップ履歴が順次削除されていき、最終的にすべて削除されます。すべて削除されたら、そのテープをチェックアウトします。「ストレージ・プールからのテープの削除」を参照してください。
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