ETERNUS SF AdvancedCopy Manager クラスタ適用ガイド 13.1 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Sever(R) 2003-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX-
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第4章 Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務のカスタマイズ> 4.5 Windows版SafeCLUSTERでのカスタマイズ

4.5.2 カスタマイズ作業詳細

以下の手順にて、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務をセットアップします。

本処理を以下のサービスを利用して実行した場合、不具合が発生しますので、利用しないでください。
なお、Storage管理サーバがWindows Server 2003であれば、ターミナルサービスへのコンソールセッション接続を行うことで、利用可能です。コンソールセッション接続の方法については、以下を参照してください。
http://support.microsoft.com/kb/278845/ja
  1. プライマリノードを再起動します。

    プライマリノードを再起動します。AdvancedCopy Managerのインストールの延長でシステムの再起動を実施した場合には、手順2に進みます。

  2. Storage管理サーバ業務の場合、データベース情報の設定処理をキャンセルします。

    以下の画面が表示されますので、[キャンセル]ボタンをクリックします。

    「swstf8002 DB環境の設定に失敗しました。」が表示されますが、無視してください。

  3. 業務を停止します。

    Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務を既存のクラスタサービスに追加する場合、SafeCLUSTERの運用管理ビューを利用して該当するクラスタサービスを停止します。

  4. 共有ディスクの状態を確認します。

    Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクが、プライマリノードとセカンダリノードでオフラインであることを確認します。セカンダリノードでオンラインの場合、オフラインにします。
    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクをプライマリノードにてオンラインにします。

    Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクが、プライマリノードとセカンダリノードでオフラインであることを確認します。セカンダリノードでオンラインの場合、オフラインにします。
    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードにてオンラインにします。

  5. クラスタセットアップ開始指示を行います。

    プライマリノードで以下のクラスタセットアップコマンドを実行します。

    プログラムディレクトリ\bin\stgclset_winsafe


  6. ノード種別と共有ディスクを選択します。

    クラスタセットアップコマンドの初期画面が表示されます。

    各項目の説明は以下のとおりです。必要事項を入力後、[OK]ボタンをクリックします。

  7. プライマリノードのクラスタ情報を設定します。

    クラスタセットアップコマンドの設定画面が表示されます。

    Storage管理サーバ業務の場合

    Storageサーバ業務の場合

    各項目の説明は以下のとおりです。必要事項を入力後、[OK]ボタンをクリックします。

  8. ポート番号・サービスを設定します。

    [ポート番号・サービス設定/解除コマンド]画面が表示されます。ただし、すでに設定済みの場合は表示されません。

    各項目の説明は以下のとおりです。必要事項を入力後、[OK]ボタンをクリックします。

  9. ポート番号・サービス設定が完了します。

    [OK]ボタンをクリックします。

  10. Storage管理サーバ業務の場合、データベース情報を設定します。

    [データベース作成場所とデータベースサイズの設定]画面が表示されますので、必要に応じて表示されている内容を変更し、[継続]ボタンをクリックしてください。AdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクとAdvancedCopy Manager共有データ用共有ディスクを同じにする場合は、データベース作成フォルダとして手順6で選択したドライブを指定します。なお、データベースは、必ず、共用ディスク上に作成してください。

  11. Storage管理サーバ業務の場合、データベースアクセスユーザーを設定します。

    データベースをアクセスするユーザ名/パスワードを入力します。入力が完了した後、[設定]ボタンをクリックしてください。なお、Storage管理サーバのIPアドレス欄には、クラスタセットアップコマンド画面で設定済のIPアドレスが表示されますが、変更はできません。

    ユーザ名とパスワードには、以下の条件があります。

  12. Storage管理サーバ業務の場合、設定情報を確認します。

    データベースに関する設定情報が表示されますので、表示された内容を確認の上、[開始]ボタンをクリックしてください。

  13. Storage管理サーバ業務の場合、データベースのセットアップ処理が開始されます。

  14. Storage管理サーバ業務の場合、データベースのセットアップ処理が完了します。

    DBセットアップの完了画面が表示されますので、[閉じる]ボタンをクリックしてください。

  15. Storage管理サーバ業務の場合、Webサーバの設定

    以下の確認ダイアログが表示されます。Web画面を使用する場合には、[はい]ボタンをクリックし、Webサーバ(Microsoft Internet Information Server/Microsoft Internet Information Services)の設定を行ってください。

    Web画面を使用せずにコマンドのみを使用して運用する場合は、[いいえ]ボタンをクリックしてください。

    Webサーバに、以下の仮想ディレクトリを設定します。

    仮想ディレクトリ

    ディレクトリ名

    仮想ディレクトリのプロパティ

    Swstorage

    プログラムディレクトリ\inet\wwwroot

    「読み取り」付加

    swstorage-j

    プログラムディレクトリ\java

    「読み取り」付加

    swstorage-cgi

    プログラムディレクトリ\inet\cgi

    「実行権」付加(CGIが格納されています)

    swstorage-d

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスク:\etc\opt\swstorage\etc\data

    「読み取り」付加


  16. プライマリノードのクラスタセットアップを終了します。

    クラスタセットアップの完了画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックしてください。引き続き、セカンダリの設定を行います。

  17. 共有ディスクの状態を確認します。

    Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクをプライマリノードにてオフラインにします。

    Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをプライマリノードにてオフラインにします。

  18. セカンダリノードを再起動します。

    AdvancedCopy Managerのインストールの延長でシステムの再起動を実施した場合には、手順19に進みます。

  19. Storage管理サーバ業務の場合、データベース情報の設定処理をキャンセルします。

    以下の画面が表示されますので、[キャンセル]ボタンをクリックします。

  20. 業務を停止します。

    Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務を既存のクラスタサービスに追加する場合、SafeCLUSTERの運用管理ビューを利用して該当するクラスタサービスを停止します。

  21. 共有ディスクの状態を確認します。

    Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクが、プライマリノードとセカンダリノードでオフラインであることを確認します。プライマリノードでオンラインの場合、オフラインにします。
    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクをセカンダリノードにてオンラインにします。

    Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクが、プライマリノードとセカンダリノードでオフラインであることを確認します。プライマリノードでオンラインの場合、オフラインにします。
    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクをセカンダリノードにてオンラインにします。

  22. クラスタセットアップ開始指示を行います。

    セカンダリノードで以下のクラスタセットアップコマンドを実行します。

    プログラムディレクトリ\bin\stgclset_winsafe


  23. ノード種別と共有ディスクを選択します。

    クラスタセットアップコマンドの初期画面が表示されます。

    各項目の説明は以下のとおりです。必要事項を入力後、[OK]ボタンをクリックします。

  24. セカンダリノードにおけるクラスタ情報を設定します。

    クラスタセットアップコマンドの設定画面に、プライマリノードで設定した値が表示されます(ノード種別のみセカンダリノードとなります)。各項目を確認の上、[OK]ボタンをクリックします。

    Storage管理サーバ業務の場合

    Storageサーバ業務の場合

  25. ポート番号・サービスを設定します。

    [ポート番号・サービス設定/解除コマンド]画面が表示されます。ただし、すでに設定済みの場合は表示されません。

    パスワードを除いて、プライマリノードの設定と同じ値が表示されます。

    パスワードの欄にはAdvancedCopy Managerインストール時のパスワードを入力します。パスワードを入力後、[OK]ボタンをクリックします。

  26. ポート番号・サービス設定が完了します。

    [OK]ボタンをクリックします。

  27. Storage管理サーバ業務の場合、データベース情報を確認します。

    [データベース作成場所とデータベースサイズの設定]画面に、プライマリノードで設定した値が表示されます。各項目を確認の上、[継続]ボタンをクリックします。

  28. Storage管理サーバ業務の場合、データベースアクセスユーザーを確認します。

    [IPアドレスとリポジトリアクセスユーザー設定]画面に、プライマリノードで設定した値が表示されます。各項目を確認の上、[設定]ボタンをクリックします。

  29. Storage管理サーバ業務の場合、設定情報を確認します。

    データベースに関する設定情報が表示されますので、表示された内容を確認の上、[開始]ボタンをクリックしてください。

  30. Storage管理サーバ業務の場合、データベースのセットアップ処理が開始されます。

  31. Storage管理サーバ業務の場合、データベースのセットアップ処理が完了します。

    DBセットアップの完了画面が表示されますので、[閉じる]ボタンをクリックしてください。

  32. Storage管理サーバ業務の場合、Webサーバの設定

    以下の確認ダイアログが表示されます。Web画面を使用する場合には、[はい]ボタンをクリックし、Webサーバ(Microsoft Internet Information Server/Microsoft Internet Information Services)の設定を行ってください。

    Web画面を使用せずにコマンドのみを使用して運用する場合は、[いいえ]ボタンをクリックしてください。

    Webサーバに、以下の仮想ディレクトリを設定します。

    仮想ディレクトリ

    ディレクトリ名

    仮想ディレクトリのプロパティ

    Swstorage

    プログラムディレクトリ\inet\wwwroot

    「読み取り」付加

    swstorage-j

    プログラムディレクトリ\java

    「読み取り」付加

    swstorage-cgi

    プログラムディレクトリ\inet\cgi

    「実行権」付加(CGIが格納されています)

    swstorage-d

    AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスク:\etc\opt\swstorage\etc\data

    「読み取り」付加


  33. セカンダリノードのクラスタセットアップを終了します。

    クラスタセットアップの完了画面が表示されますので、[OK]ボタンをクリックしてください。

  34. 共有ディスクの状態を確認します。

    Storage管理サーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクとAdvancedCopy Managerリポジトリ用共有ディスクが、プライマリノードとセカンダリノードでオフラインであることを確認します。オンラインの場合、オフラインにします。

    Storageサーバ業務の場合、AdvancedCopy Manager共有データ用の共有ディスクが、プライマリノードとセカンダリノードでオフラインであることを確認します。オンラインの場合、オフラインにします。

  35. 必要に応じて、新規業務を作成します。

    Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務を新規クラスタサービスで運用する場合、SafeCLUSTERの運用管理ビューを利用してクラスタサービスを作成します。既存のクラスタサービスにStorage管理サーバ業務を追加する場合、この作業は必要ありません。

    クラスタサービスを構成する、以下のリソースを登録します。

  36. リソースを設定します。

    SafeCLUSTERの運用管理ビューを利用して、Storage管理サーバ業務を追加する既存のクラスタサービスまたは手順35で作成した新規クラスタサービスで使用するリソースにAdvancedCopy Managerのアプリケーションリソースを設定します。

    SafeCLUSTERの運用管理ビューを利用して、各アプリケーションリソースの起動/停止優先度も設定します。

    以下の起動/停止優先度の順番で当該クラスタサービスにAdvancedCopy ManagerのWin32サービスを組み込みます。AdvancedCopy Managerの他にアプリケーションリソースがある場合は、他のアプリケーションリソースが起動してからAdvancedCopy Managerのアプリケーションリソースが起動するように優先度を調整してください。

    Storage管理サーバ業務の場合

    リソース名

    起動/停止優先度

    AdvancedCopy_COM_Service_論理ノード名

    1

    AdvancedCopy_RDB_RDBSWSTF_論理ノード名

    2

    AdvancedCopy_RDA_RDBSWSTF_論理ノード名

    3

    AdvancedCopy_GUI_Service_論理ノード名

    4

    AdvancedCopy_ACL_Service_論理ノード名

    5


    Storageサーバ業務の場合

    リソース名

    起動/停止優先度

    AdvancedCopy_COM_Service_論理ノード名

    1

  37. Storage管理サーバ業務の場合、プライマリノードとセカンダリノードにてWebサーバのMIME設定を実施します。

    Web画面を使用するために、ファイルのダウンロードが必要となる場合があります。そのため、手順15と手順32で[はい]ボタンを選択してWebサーバの設定を行った場合は、ファイルがダウンロードできるように以下の設定を行います。

    設定方法については、『ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 導入手引書』の「Storage管理サーバのカスタマイズ作業詳細」の手順9(WebサーバのMIME設定)を参照してください。

  38. プライマリノードにて、クラスタサービスを起動します。

    SafeCLUSTERの運用管理ビューを利用して、手順3(手順20)で停止したクラスタサービス、または手順35で作成したクラスタサービスを起動してください。

  39. 環境のバックアップを行います。

    不測の事態に備え、以下の環境のバックアップを行います。

  40. Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を作成します。

    AdvancedCopy ManagerのGUIなどを使用して、Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務の環境を作成します。

    Storage管理サーバ業務兼Storageサーバ業務の場合、Storageサーバ業務の環境も作成します。


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