ETERNUS SF AdvancedCopy Manager クラスタ適用ガイド 13.1 -Microsoft(R) Windows(R) 2000/Microsoft(R) Windows Sever(R) 2003-, -Solaris-, -HP-UX-, -Linux-, -AIX-
目次 索引 前ページ次ページ

第3章 Storage管理サーバ業務、Storageサーバ業務、テープサーバ業務のカスタマイズの準備

3.4 TSMクラスタセットアップ情報ファイルの準備

TSMサーバ業務では、カスタマイズ時に、TSMサーバに特有なTSM DBとTSM LOGのサイズおよびサーバー・オプション・ファイル(dsmserv.opt)のパラメータをTSMクラスタセットアップ情報ファイル(/opt/tivoli/tsm/ CLUS /tsmclsetup.ini)に設定しておく必要があります。以下の各項目の内容を理解した上で、設定するクラスタサービス(userApplication)ごとに準備・確認しておきます。

TSMクラスタセットアップ情報ファイル(/opt/tivoli/tsm/CLUS/tsmclsetup.ini)は、ini ファイル形式で情報を記録します。記録する情報は以下のとおりです。
なお、各キーに対応した値に関する詳しい情報については、TSMマニュアルの『ETERNUS SF TSM 管理者のための解説書 (Solaris版)』を参照してください。

セクション名

キー名

設定値

意味

TSMサーバ名(service1)

Dbsize

数値

TSM DBのサイズ(MB)を指定してください。

RLOGsize

数値

TSM LOGのサイズ(MB)を指定してください。

TCPPort

数値

TCP/IPのポート番号を指定します。省略時値は1500。

SHMPort

数値

シェアード・メモリーのポート番号を指定します。省略時値は1510。

TCPNODELAY

Yes

TCP送信遅延に関する指定。

yesの指定によりMTUサイズに達する前にデータ・パケットをネットワークに送り出します。

No

TCP送信遅延に関する指定

BUFPoolsize

数値

TSM DBへの入出力のために使用されるバッファーのサイズ(KB)を指定します。省略時値は2048(KB)です。

LOGPoolsize

数値

TSM LOGへの書き出しに使用するバッファーのサイズ(KB)を指定します。

TXNGroupmax

数値

TSM DBにコミットをとるタイミングを(TSMクライアントからサーバーに)送信したファイル数で指定します。推奨値は256です。

VOLUMEHistory

パス名

順次ボリューム情報のコピーを保管するファイルを指定(TSM DBリカバリー時に必要)

DEVCONFig

パス名

デバイス構成情報のコピーを保管するファイルを指定(TSM DBリカバリー時に必要)

ファイル記述例

[service1]
DBsize=101
RLOGsize=33
TCPPort=1501
SHMPort=1510
TCPNODELAY=yes
BUFPoolsize=32768
LOGPoolsize=2048
TXNGroupmax=256
VOLUMEHistory=/tmp/volhistory.log
DEVCONFig=/tmp/devconfig.log

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2000-2007