Symfoware Server SQLビギナーズガイド - FUJITSU - |
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第6章 いろいろなデータ操作の方法 |
表のデータを操作するときに、数値のデータに対して絶対値、最小整数値、最大整数値などを求めることができます。数値のデータを操作する処理には以下のものがあります。
処理名 |
機能 |
---|---|
ABS式 |
指定された数値式の絶対値を求めます。 |
CEIL式 |
指定された数値式以上の最小整数値を求めます。 |
FLOOR式 |
指定された数値式以下の最大整数値を求めます。 |
ROUND式 |
数値式を丸め位置で四捨五入します。丸め位置とは、小数点位置を起点とした有効桁のことです。 |
TRUNC式 |
数値式を切り捨て位置で切り捨てます。切り捨て位置とは、小数点位置を起点とした有効桁のことです。 |
例1
出荷表から、出荷数量の変動の大きい(前回と今回の出荷数量の差が10以上とします)製品番号を求めます。
SELECT 製品番号,ABS(出荷数量 - 前回出荷数量) AS 出荷変動 (A) (1) FROM 在庫管理.出荷表 WHERE ABS(出荷数量 - 前回出荷数量) >= 10(1) 数値式
(A)~(1) ABS式
例2
すべての地区の最高気温、最低気温をその値以下の最大整数値にします。
SELECT 地区名, FLOOR(最高気温) AS 最高気温, FLOOR(最低気温) AS 最低気温 (A) (1) FROM 気象情報管理表(1) 数値式
(A)~(1) FLOOR式
例3
すべての地区の最高気温を小数第2位で四捨五入して、小数第1位までの数字にします。
SELECT 地区名, ROUND(最高気温, 1) AS 最高気温 (A) (1) (2) FROM 気象情報管理表(1) 数値式
(2) 丸め位置
(A)~(2) ROUND式
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