Symfoware Server WebDBtoolsユーザーズガイド - FUJITSU -
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第8章 関数> 8.6 定義関数

8.6.2 undef

■説明

undefは、定義されていない値を返す関数です。

■構文

x0 = undef()

■戻り値

未定義値を返します。

■使用例

<!DO "SELECT..." RESULT=dbr[3]>
<!FOREACH dbr[3] x>
  :
  <!IF ...> <!BREAK> <!/IF>
  :
<!/FOREACH>
<!SETVAR dbr[3] undef()>

■備考

WebScriptの言語では、オブジェクトは、変数またはリスト要素によって参照されなくなると、解放されます。特に、データベース検索結果のような大きなメモリを消費するオブジェクトは、使用しなくなったら解放することを推奨します。

対象データベースによっては、メモリだけでなく、実行速度にも影響する場合があります。

オブジェクトを解放するには、参照を解除します。オブジェクトを参照している変数またはリスト要素に対し、以下のどちらかの操作を行います。

ただし、<!UNDEFVAR>タグは、リスト要素に対して実行できません。「ほかのオブジェクトを代入する」は、空文字列などでも構いませんが、関数undefの戻り値である未定義オブジェクトを用いると、ソースの可読性を高めることができます。

「使用例」では、<!DO>文を実行してデータベースの検索結果を、リスト要素dbr[3]で参照されるようにしています。<!FOREACH>ループを抜けたあと、この検索結果は必要ありません。このため、dbr[3]にundefの戻り値である未定義値を代入することで、検索結果のオブジェクトを解放しています。


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