Symfoware Server WebDBtoolsユーザーズガイド - FUJITSU - |
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第7章 WebScript言語 |
演算子を、優先順位の高い順に示します。
演算子 |
結合順 |
---|---|
[ ], { } |
左から右 |
!, +(単項), -(単項) |
右から左 |
*, /, % |
左から右 |
+(二項), -(二項), . |
左から右 |
<, >, <=, >=, lt, gt, le, ge |
なし |
==, !=, eq, ne |
なし |
&&, || |
左から右 |
(,...,) |
なし |
結合順の解釈例を、以下に示します。
左から右
「a+b+c」:「(a+b)+c」と解釈されます。
右から左
「!!a」:「!(!a)」と解釈されます。
なし
「a<b<c」:右にも左にも結合されません。
括弧(「(」と「)」)を用いて、演算の順序を指定することができます。
各演算子についての説明をします。
「n」、「n1」および「n2」などは、数値コンテキストを示し、「s」、「s1」および「s2」などは文字列コンテキストであることを示します。
a[n]
リストaの添字番号nの要素を返します。
詳細は、“データ”を参照してください。
a{s}
リストaのキーの値がsである要素を返します。
詳細は、“データ”を参照してください。
!n
nが0のときには1を、それ以外のときには0を返します。
+n
nを返します。
-n
nの符号を変えたものを返します。
n1 * n2
n1とn2との積を返します。
n1 / n2
n1をn2で割った商を返します。
n1とn2が共に整数の場合でも、結果は整数とは限りません。
整数部分が必要な場合は、関数intを使用してください。
例
15 / 3 → 5 16 / 3 → 5.333333333333333 |
n1 % n2
n1をn2で割ったときの余りを返します。
n1やn2が整数でない場合は、0の方向に切り捨てた値が使用されます。また、n2の符号は無視されます。
n1が負の値の場合は、結果は-n1に対する値の符号を反転したものになります。
例
12 % 5 → 2 12 % (-5) → 2 (-12) % 5 → -2 (-12) % (-5) → -2 12.466 % 5.99 → 2 |
n1 + n2
n1とn2との和を返します。
n1 - n2
n1とn2との差を返します。
s1 . s2
s1とs2とを連結した文字列を返します。
例
"abc"."def" → "abcdef" "0"."1" → "01" |
n1 < n2
n1の方がn2よりも小さければ1を、そうでなければ0を返します。
n1 > n2
n1の方がn2よりも大きければ1を、そうでなければ0を返します。
n1 <= n2
n1の方がn2よりも小さいまたはn1とn2とが等しければ1を、そうでなければ0を返します。
n1 >= n2
n1の方がn2よりも大きいまたはn1とn2とが等しければ1を、そうでなければ0を返します。
s1 lt s2
s1の方がs2よりも辞書式順序で小さければ1を、そうでなければ0を返します。
s1 gt s2
s1の方がs2よりも辞書式順序で大きければ1を、そうでなければ0を返します。
s1 le s2
s1の方がs2よりも辞書式順序で小さいまたはs1とs2とが等しければ1を、そうでなければ0を返します。
s1 ge s2
s1の方がs2よりも辞書式順序で大きいまたはs1とs2とが等しければ1を、そうでなければ0を返します。
n1 == n2
n1とn2が等しければ1を、そうでなければ0を返します。
n1 != n2
n1とn2が等しければ0を、そうでなければ1を返します。
s1 eq s2
s1とs2が辞書列順序で等しければ1を、そうでなければ0を返します。
s1 ne s2
s1とs2が辞書列順序で等しければ0を、そうでなければ1を返します。
n1 && n2
n1とn2が共に非0ならば1を、そうでなければ0を返します。
n1を評価して0だったならば、n2は評価しないで0を返します。
n1 || n2
n1とn2が共に0ならば0を、そうでなければ1を返します。
n1を評価して0以外ならば、n2は評価しないで1を返します。
(a1, a2, ..., an)
a1,a2,...,anからなるリストを返します。キーはすべて未定義です。
&& および || を除き、評価順序については保証されませんので注意してください。
たとえば、listの値が(“a”,“b”)の場合、
pop(list).pop(list)
の値が、“ab”か“ba”かは不明です。
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