Symfoware Server WebDBtoolsユーザーズガイド - FUJITSU - |
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第7章 WebScript言語 |
QUERYおよびCOOKIE以外に、WebScriptが用意する変数が属するパッケージです。システムパッケージに変数を作ることはできません。
値の有効範囲はローカルです。次のフォーマットファイルを処理するときに、同じ変数が存在することは、一般には保証されません。また、変数が存在している場合でも、値が同じであることは、一般には保証されません。
データベースエラーコードを参照する変数です。
<!DO>タグによるSQL文の実行、<!ABORT>タグまたは<!TRANSACTION>タグによるトランザクション処理を実行した場合に、エラーが発生したかどうかを識別する変数です。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
エラーコードとして、SQLSTATE値を指定します。SQLSTATE値については、“SQLリファレンス”の“SQLSTATE値”を参照してください。
エラーコードの値を識別する場合は、その値を文字列として扱ってください。
アプリケーション環境パラメタのDBErrorHandleで、データベースのエラー処理を行うことを指定していない場合は、<!ERRORHANDLE>拡張タグで、データベースタイプにONを指定して、エラー処理を行うことを指定する必要があります。
例 SQLSTATE値が"3F000"の場合
<!ERRORHANDLE ON TYPE=DB> <!DO "SELECT NAME FROM SCM.SAMPLE" RESULT=DATA> <!IF 'SYSTEM::DB_ERRORCODE ne "00000"'> <!IF 'SYSTEM::DB_ERRORCODE eq "3F000"'> : <!/IF> : <!/IF> <!ERRORHANDLE DEFAULT TYPE=DB> |
データベースエラーメッセージを参照する変数です。
<!DO>タグによるSQL文の実行、<!ABORT>タグまたは<!TRANSACTION>タグによるトランザクション処理を実行した場合に、エラーの内容を通知するエラーメッセージが設定されます。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
例 SELECT文でのエラー原因メッセージの出力
<!DO "SELECT NAME FROM SCM.SAMPLE" RESULT=DATA> <!IF 'SYSTEM::DB_ERRORCODE ne "00000"'> <!HREPLACE SYSTEM::DB_ERRORMSG> <!ABORT> <!/IF> |
データベースエラーコードを参照する変数です。
Symfoware Serverのログインから現在までの、最後に出力されるSQLのエラーコードの値です。ログイン直後の値は、"00000"です。ただし、wit_gwdコマンドで、WIT_error=yesが指定された場合、ログインでエラーが発生したならば、ログインエラーのエラーコードが設定されます。
本変数の値は、変更できます。
使用例については、“SYSTEM::LAST_DB_ERRORMSG”を参照してください。
データベースエラーメッセージを参照する変数です。
Symfoware Serverのログインから現在までの、最後に出力されるSQLのエラーメッセージの値です。ログイン直後の値は、""(空文字列)です。ただし、wit_gwdコマンドで、WIT_error=yesが指定され、ログインでエラーが発生した場合は、ログインエラーのエラーメッセージが設定されます。
本変数の値は、変更できます。
例
<!ERRORHANDLE ON> <!SETVAR SYSTEM::LAST_DB_ERRORCODE "normal"> <!DO "INSERT 〜"> <!DO "INSERT 〜"> <!DO "INSERT 〜"> <!IF 'SYSTEM::LAST_DB_ERRORCODE ne "normal"'> エラーが発生しました。<!REPLACE SYSTEM::LAST_DB_ERRORMSG><BR> <!/IF> |
WebScriptエラーコードを参照する変数です。
WebScriptの動作中に、エラーを検出した場合、メモリアロケーションエラーまたは通信エラーが発生した場合のエラーコードが設定されます。設定されるエラーコードの詳細は、“WebScriptエラーコード一覧”を参照してください。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
アプリケーション環境パラメタのWLErrorHandleで、WebScriptのエラー処理を行うことを指定していない場合は、<!ERRORHANDLE>拡張タグで、WebScriptタイプにONを指定してエラー処理を行うことを指定する必要があります。
ログインユーザIDを参照する変数です。
セションのログインユーザIDを参照することができます。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
ログイン中のRDBシステム名を参照する変数です。
セションのRDBシステム名を参照することができます。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
アクセス対象のデータベース名を参照する変数です。
ログイン直後の値は、ログインしたときのデータベース名です。
データベース設定文の設定が成功した場合、本変数の値は、データベース設定文に指定されたデータベース名に変更されます。
本変数の値を変更することはできません。
表名の指定時で、スキーマ名を省略した場合に、スキーマ名を参照する変数です。
ログイン直後の値は、ログインしたときのユーザIDです。
スキーマ設定文の設定が成功した場合、本変数の値は、スキーマ設定文に指定されたスキーマ名に変更されます。
本変数の値を変更することはできません。
最大検索結果数を設定する変数です。
<!DO>によって検索を行う前に、MAX_RESULTNUMに最大検索件数を指定することで、<!DO>タグによる検索の結果数を制御することができます。
設定可能な範囲は、0から2,147,483,647までです。なお、0が設定された場合または省略した場合は、65,535が設定されます。
この変数は、任意の時点で更新できます。
フォーマットファイルがタイムアウトによって、処理されているかどうかを判定する変数です。
この変数は、アプリケーション環境パラメタlogoutFormatで指定されたフォーマットファイル中で使用すると効果的です。
フォーマットファイルの中で、TIMEOUTを参照することにより、現在処理しているフォーマットファイルがタイムアウトによって処理されているのか、あるいはwit_logoutコマンドで処理されるかを識別することができます。
タイムアウトによって処理されている場合は、TIMEOUTに1が設定され、そうでない場合は、0が設定されます。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
WebScriptコマンドのパスを参照する変数です。
現在のWebScriptを使用している環境で、wit_gwdコマンドを実行するためのURLの絶対パス部分が設定されています。なお、WebScriptは、この変数を設定するためにアプリケーション環境パラメタWLCommandPathを使用していますので、このパラメタの値を正しく設定しておくことが必要です。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
WebScriptコマンドのパスを参照する変数です。
現在のWebScriptを使用している環境で、wit_fmtrコマンドを実行するためのURLの絶対パス部分が設定されています。なお、WebScriptは、この変数を設定するためにアプリケーション環境パラメタWLCommandPathを使用していますので、このパラメタの値を正しく設定しておくことが必要です。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
WebScriptコマンドのパスを参照する変数です。
現在のWebScriptを使用している環境で、wit_mediaコマンドを実行するためのURLの絶対パス部分が設定されています。なお、WebScriptは、この変数を設定するためにアプリケーション環境パラメタWLCommandPathを使用していますので、このパラメタの値を正しく設定しておくことが必要です。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
WebScriptコマンドのパスを参照する変数です。
現在のWebScriptを使用している環境で、wit_logoutコマンドを実行するためのURLの絶対パス部分が設定されています。なお、WebScriptは、この変数を設定するためにアプリケーション環境パラメタWLCommandPathを使用していますので、このパラメタの値を正しく設定しておくことが必要です。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
WebScriptが動作しているサーバのOS種別を参照する変数です。
“Solaris”が設定されます。
“Linux”が設定されます。
“WindowsNT”が設定されます。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
WebScriptセションが動作するSymfoware/RDBのロケールを参照する変数です。
“C”、“EUC”、“SJIS”、または“UNICODE”が設定されます。
“C”、“EUC”、または“UNICODE”が設定されます。
“C”、または“SJIS”が設定されます。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
WebScriptがセションを開設しているデータベースの文字コード系を参照する変数です。
“EUC”、“SJIS”、または“UNICODE”が設定されます。
“EUC”、または“UNICODE”が設定されます。
“SJIS”、または“UNICODE”が設定されます。
フォーマットファイル内で値を設定することはできません。
Symfoware Serverのエディションを参照する変数です。
Symfoware Server Enterprise Extended Editionの場合、“EEE”が設定されます。
Symfoware Server Enterprise Editionの場合、“EE”が設定されます。
Symfoware Server Standard Editionの場合、“SE”が設定されます。
Symfoware Serverの国内版か海外版かを参照する変数です。
国内版の場合、“japan”が設定されます。
海外版の場合、“other”が設定されます。
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