Symfoware Server WebDBtoolsユーザーズガイド - FUJITSU -
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第3章 データベース連携

3.5 データベース連携の利用形態

データベース連携機能を利用して、ブラウザからデータベース連携業務を行う場合の利用形態および留意事項について説明します。

■利用の種類とセキュリテ

WebScriptは、簡易にデータベースの情報公開を可能にしますが、これらのセキュリティ対策を検討することなく、業務を運用すべきではありません。ブラウザによるデータベースアクセス業には、以下があります。利用形態に応じて、適切なセキュリティ対策が必要となります。

◆インターネットによる不特定利用者からのアクセス

インターネットによる利用者の特長は、以下のとおりです。

このような利用形態では、Webセキュリティを、高度にしておく必要があります。利用者の管理には、以下の対策を検討し、Webサイトやサーバの重要度に応じて、管理のレベルを決めて運用する必要があります。

この利用形態では、利用者とWebサーバへの結合管理、Webサーバ内のドキュメントアクセス管理、Webクライアントへの情報漏洩防止などの対策が必要です。

インターネットによる利用形態の場合、WebScriptのページは公開せず、業務ごとに利用者保護を行ってください。Webセキュリティの認証が正しい場合だけ、WebScriptセションが利用可能となるように運用してください。以下にイメージを示します。

◆イントラネット内での利用

イントラネット内の利用者の特長は、以下のとおりです。

Webセキュリテは、Webサイトのドキュメント機密性の内容に応じた設定が必要です。利用者の管理には、一般的なWebレベルの、WebサーバのアクセスコントロールによるWebドキュメント保護が必要です。

この利用形態では、Webサーバ内のドキュメントアクセス管理の対策が必要です。ただし、情報の内容によって、このような管理は必要ない場合もあります。

このような利用形態の場合、WebScriptのページは公開せず、業務ごとに利用者保護を行ってください。Webセキュリティの認証が正しい場合だけ、WebScriptセションを利用可能となるように運用してください。以下にこのイメージを示します。

◆ローカルなネットワーク内での利用

ローカルな環境での利用者の特長は、以下のとおりです。

このような利用形態の場合、利用者がユーザIDとパスワードをブラウザから動的に指定するWebScriptの運用も考えられます。以下にこのイメージを示します。


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