Symfoware Server WebDBtoolsユーザーズガイド - FUJITSU - |
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第3章 データベース連携 |
データベース連携の機能について説明します。
データベース連携は、WebScriptのHTML拡張タグを利用して、ブラウザとデータベースの連携業務を作成する機能です。拡張タグは、データベースにアクセスするためのSQL文を、通常のHTMLファイルに埋め込んだものであるため、HTMLを理解しているWebサイトの開発者であれば、データベース情報を容易に取り出すことができます。このため、ブラウザとデータベースを連携する業務を簡易に構築することができます。
HTML拡張タグファイルのことをフォーマットファイルと呼びます。
WebScriptには、以下の機能があります。
HTMLからデータベースをアクセスする機構
サーバサイドスクリプトの基本的な変数、制御構造などの言語機能
ブラウザで表示するための数値や文字データを取り出す拡張タグ
イメージなどのバイナリデータ(BLOB)を取り出す拡張タグ
データベース定義、格納構造情報の検索やDSIの初期化など、データベース構築のための拡張タグ
拡張タグを利用してデータベース情報をブラウザに返却するまでの流れを以下に示します。
(1)利用者は、ブラウザからデータベース連携を使用し、Webサーバに実行を依頼します。
(2)Webサーバは、WebScriptに引数を指定して処理を依頼します。
(3)WebScriptは、引数によってデータベースのアクセス環境とフォーマットファイルを特定します。
(4)WebScriptは拡張タグを解析し、データベースへの要求を抽出して、データベースのアクセス機構によりデータベースサーバに処理を依頼します。
(5)データベースサーバは、データベースにアクセスし、WebScriptに結果を返却します。
(6)WebScriptは、検索結果をフォーマットファイルに埋め込み、HTMLを作成します。
(7)WebScriptは、実行結果のHTMLをWebサーバに返却します。
(8)Webサーバは、実行結果のHTMLをブラウザに返却します。
(9)ブラウザに実行結果が表示されます。
WebScriptは、データベースの検索結果をフォーマットファイルに埋め込むことで作成したHTMLを、ブラウザに返却します。データベース検索と検索結果のブラウザへの表示の関係を、以下に示します。
(1)拡張タグが解釈され、変数に値が入ります。
(2)SQL文が実行され、データが検索されます。
(3)検索結果が、拡張タグの指定部分に埋め込まれます。
(4)埋め込まれた結果が、ブラウザに表示されます。
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