Symfoware Active DB Guard インストールガイド |
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データベース破壊などの障害が発生した場合、そのデータベースを障害が発生する前の状態にリカバリするときに使用するログです。
データベースおよびRDBディクショナリのログデータが格納されるファイルのことです。
実表に対して、“1つまたは複数の列で、同一値を持つ行が2つ以上あってはいけない”という制約を適用するか否かを定義することができます。この制約を一意性制約と呼びます。
インダウト閉塞を行う場合、閉塞対象となる資源の更新ログを保存するために使用するログファイルです。インダウトリカバリ時には、インダウトログファイルを用いて、インダウト閉塞となった資源をリカバリします。
表のデータの検索効率を高めるためのキーデータです。Symfoware Serverでは表定義で指定した主キーだけでは効率的なデータ検索ができない場合に、補助的な位置付けのキーデータを作ることができます。これをインデックスと呼びます。インデックスは、表の列ごとに、または複数の列を組み合わせて作成することができます。インデックスの設定はインデックス定義または格納構造定義で行います。
Active DB Guardの運用の休止やセンタ切り替えなどを行う場合にrdbbcofflineコマンドを投入し、オフラインにします。オフラインには、休止オフライン、切り替えオフライン、終了オフラインの3つのモードがあります。
RLPの状態を切り替えオフラインにして、データベース定義の変更など、システム間で同期をとって実施が必要な操作をオフライン運用操作と呼びます。
定常運用を開始する際に両システムでrdbbconlineコマンドを投入し、オンラインにします。オンラインにすると、複写元システムではRERUNログの取得を開始し、複写先システムではRERUNログの抽出・反映を実行できるようになります。
日常の管理者および利用者の監視や、セキュリティ上の問題が発生した場合の原因を特定するための情報として、利用者の行った処理、管理者の行った処理、発生した異常な事象をログとして残しています。このログを監査ログと呼びます。
システムのセキュリティ管理を含めた運用および維持に責任と特別な権限をもつ人のことです。Symfoware ServerおよびActive DB Guardを利用して提供するサービスを管理する人です。OSのスーパーユーザであり、OSやネットワークといった環境の全体を管理します。
バックアップセンタ運用を休止する際に利用するオフラインです。
データベースのアクセス用のバッファです。共用バッファと呼ぶ場合もあります。共用バッファプールは、複数の利用者アプリケーションでデータを共用できるため、利用者アプリケーション間で共通してアクセスするデータの入出力回数を減少させることができます。
Eternus SF AdvancedCopy Managerの機能で、ストレージシステム間でデータのコピーをします。
複写元システムと複写先システムを切り替える際に利用するオフラインです。また、オフライン運用操作を実施する場合にも切り替えオフラインにします。
リソースを組み合わせて構築した、クラスタシステム上で動作する業務の単位です。
複写元システムと複写先システムがオンライン状態かつ、センタ間のリモートコピー環境が正常に動作している状態をコネクション状態といいます。
処理中のトランザクションのデータ操作の有効化をコミットと呼びます。トランザクションの中でのデータ操作が実際にデータベースに反映されます。コミットは、利用者アプリケーションが意図的にCOMMIT文を発行することで制御します。
災害によって生じるシステム障害からの復旧・修復などの対策のことです。
Symfoware Serverでは、最適化処理のための基礎情報を最適化情報と呼びます。最適化情報には、実表のデータ量(行数)、インデックスの階層数、および異なるキー値の数などがあります。Symfoware Serverは、SQL文や最適化情報を総合的に評価して、最も効率のよいデータ操作の処理手順を決めます。なお、最適化情報は、RDBコマンドで収集します。
データベースの情報を利用してデータの分析や解析などを行う業務のことです。
差分データをレコード形式で表現したものです。複写元システムのデータベースを更新する利用者アプリケーションが動作すると、差分ログがトランザクションログファイルやトランザクションログデータベースおよび差分ログファイルといったログファイルに蓄積されていきます。
事業の継続の妨げとなるリスクを認識することで、それぞれのリスクに対し、事業の継続を行えるようにした行動計画のことです。
RDBシステム内でDSIおよび順序を示す一意な文字列です。Active DB Guardのバックアップセンタ運用の対象資源を複写元システムと複写先システムで関連付けるための情報です。
資源識別子を格納したファイルです。
スケーラブルログ運用を行っている場合に作成するロググループのひとつです。システムロググループは、RDBシステム内に1つ存在します。システムロググループには、RDBディクショナリやユーザロググループに属していないデータベーススペースに対するログが蓄えられます。
実表はデータベースの論理構造で列と行から構成されます。利用者のデータを格納する格納領域と対応付けし、SQL文を使って利用者アプリケーションから操作ができます。
ジョブのスケジューリングや監視、操作など、業務運用をトータルに自動化するソフトウェアのことです。
バックアップセンタ運用時、任意のRLPを閉鎖する際に利用するオフラインです。終了オフラインにすると、バックアップセンタ運用を再開することができません。
システム全体で一意な値を生成する機能です。SQL文中に順序を指定することで生成した値を使用することができ、表の主キー値の作成に主に利用することができます。
順序で生成された一意な値を順序番号と呼びます。
データベースを構成する要素です。Symfoware Serverでは、情報分析システム分析技法AA/BRMODELLINGを利用してデータ分析を行って、表またはビュー表を作成します。これらの表の集まりをスキーマと定義します。
ロードシェアにおいて、複数のノードで動作し、任意のノードがダウンした場合は縮退する運用形態です。
RDBシステム内でログ環境を複数に分割定義する機能をスケーラブルログと呼びます。
リカバリのためのログを収集する環境を業務ごとに複数定義でき、業務ごとの目的に応じたリカバリ運用ができます。これにより、ログ取得時間およびデータベースのリカバリ時間が短縮され、スケーラブルな性能が保証されます。
スケーラブルログ環境で、ユーザロググループごとにそのロググループが使用する資源を管理するRDBディレクトリファイルを作成する機能です。このとき作成するRDBディレクトリファイルをユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルと呼びます。
RDBシステム内でログ環境を複数に分割定義して運用する方法です。
データ操作のSQL文より表をアクセスする場合、あらかじめデータ操作の範囲を限定しておいてその範囲内でアクセスすることができます。このように限定したデータ操作の範囲を“スコープ”と呼びます。スコープ機能は、表をアクセスする利用者にスコープを適用、解除することにより、利用者ごとにデータ操作の範囲を限定することを可能とします。
ディスクを管理するシステムの総称です。Active DB Guardではリモートコピー環境をサポートしたディスクアレイをストレージシステムと呼びます。
データベースを任意の時間で静止させた状態を静態データベースと呼びます。営業時間の終了や開始時刻、日付の区切りなどで静態データベースを作成し、データを利用した業務を構築します。
Active DB Guardの運用形態のひとつです。利用者業務で利用しているデータベースの静態データベースを作成し、複写先システムでバッチ業務などを実施します。
利用者の大事な資産である情報を、不当な参照や改ざんといったセキュリティ脅威による被害から守り、情報処理サービスへの不当な妨害を阻止するための運用です。
複写元システムのデータベースの中から全データを複写先システムのデータベースに複写することを全件複写と呼びます。Active DB Guardではバックアップセンタ運用の対象資源をSymfoware Serverのrdbunlコマンド,rdbsloaderコマンドを利用して全件複写を行います。
複写元システムと複写先システムの運用を切り替える操作をセンタ切り替えと呼びます。センタ切り替えには、被災時に運用を切り替える被災時センタ切り替えと定常運用時に切り替える定常時センタ切り替えの2種類があります。
センタ切り替えで切り替えたシステムを再度センタ切り替えによってシステムを切り替える操作をセンタ切り戻しと呼びます。
クラスタシステムでソフトウェアによってディスクミラーリングをすることをソフトミラーと呼びます。
リモートコピー環境の回線異常など、複写先システムでRLCからRERUNログの抽出が正常に行えない場合に、RLC退避ファイルを利用してRERUNログを抽出し、データベースに反映する運用を退避運用と呼びます。
データベースのリカバリのひとつです。システムダウンが発生したとき、処理途中のトランザクションによりデータベースのデータが不整合になる場合があります。ダウンリカバリは、Symfoware/RDBの再起動時に、このような不整合を解消する機能です。
災害によって生じるシステム障害からの復旧・修復などの対策のことです。
ディスクボリュームの耐故障性を確保する機能をディスクミラーと呼びます。
RLPがコネクション状態でない状態の総称です。
データベース環境を構築する場合に登録する名前をデータベース名と呼びます。データベース環境には、スキーマ、表などの論理構造定義およびDSO、DSIなどの格納構造定義が属します。
実表やインデックスを格納する領域をデータベーススペースと呼びます。データベーススペースの作成は、Symfoware Serverの物理構造定義で行います。
リモートコピー環境を利用してバックアップセンタ運用を行うことを定常運用と呼びます。
データベース操作中のシステムダウン、データベースを利用する利用者アプリケーションの異常終了が発生した場合は、データベースを正しい状態にリカバリする必要があります。そのためのログデータが格納されるファイルをテンポラリログファイルと呼びます。
Active DB Guard資源の作成や削除の手順を簡略化するためのシェルスクリプトです。/opt/FJSVsymbc/setup/shell配下に格納されています。
リモートコピー環境で、ストレージシステム間のデータ書き込みの同期をとり、データを同一の状態にする機能を等価性コピーと呼びます。
複数のトランザクションが同じ資源にアクセスする場合、何も制御を行わないと、データの矛盾が発生してしまいます。独立性水準では、このようなデータ矛盾が起こらないように、あるトランザクションがアクセスしているデータに対し、他のトランザクションによる参照または更新を制御します。
データベースのアクセスにおいては逐次的にデータベースを更新したり、いくつかのSQL文をまとめてからデータベースを更新したりすることが可能です。そのために、一連のデータ操作の途中でのシステムダウンなどが発生すると、処理全体を有効にするか、無効にして再度やり直しができるようにデータベースをリカバリする必要があります。このように、一連のデータ操作の一貫性を保証する単位をトランザクションと呼びます。
RERUNログの反映を行う際に、DSI単位で複数のトランザクションを結合することをトランザクション結合と呼びます。
SQLを用いてある表のデータ操作(挿入、削除、更新)と連動させて、ほかの表のデータ操作(挿入)を行う機構です。
ある表のデータ操作(挿入、削除、更新)と連動させてほかの表のデータ操作(挿入)を定義します。
データベースの保全のため、データベースから外部ファイルに退避データを取得することをいいます。
Active DB Guardの基本運用です。複写元システムで取得したRERUNログを複写先システムで抽出・反映する一連の運用の総称です。
複写先システムでRERUNログをデータベースに反映する時に動作する処理スレッドです。
論理構造定義でビュー表を定義することをビュー定義と呼びます。ビュー定義では、実表のどの部分をビュー表とするか、およびビュー表の名前、各列の名前を定義します。
ビュー定義で定義するデータ操作のための仮想的な表をビュー表と呼びます。実表の一部分をビュー表として定義してデータ操作を容易にしたり、操作できる範囲を限定するために使用します。
リレーショナルデータベースでは、データを行と列からなる二次元の表で表現しています。表には、実表とビュー表の2種類があります。
表に対して定義するDSIを表のDSIといいます。
運用システムと待機システムでシステムを二重化し、システムのダウン時に待機システムに業務を引き継ぐ処理です。Symfoware Serverのフェイルオーバには、作業を引き継ぐサーバの状態(可用性のレベル)により、ホットスタンバイ機能とスタンバイ機能があります。
テンポラリログファイル、RDBディクショナリおよびRDBディレクトリファイルに入出力障害が発生しても、運用を継続することができます。これをフォールバック運用と呼びます。
バックアップセンタ運用時にRERUNログをデータベースに反映するシステムのことを複写先システムと呼びます。
バックアップセンタ運用時にデータベースからRERUNログを取得するシステムのことを複写元システムと呼びます。
SQLによるデータベースの処理手続きの定義体をプロシジャルーチンと呼びます。
Active DB Guardの運用形態の一つです。複写先システムを停止し、システムの保守作業を実施します。複写元システムで保守作業を行う場合は、センタ切り替えを利用し、複写先システムに切り替えてからシステムを停止し、システムの保守作業を実施します。
フェイルオーバを実現する運用のひとつで、あらかじめ待機システムでSymfoware Serverを起動させた状態で待機させる方式です。
ハードディスク上に構成される論理領域のことをボリュームと呼びます。
Active DB Guardで利用する媒体などハードウェアで発生した故障のことをメディア障害と呼びます。
データベース運用中に、データベース、RDBディクショナリまたはRDBディレクトリファイルの媒体が破壊された場合に、破壊された資源を破壊前の状態にリカバリするSymfoware serverの機能です。
Symfoware Serverが、1つのシステム上に複数の動作環境を作成している環境のことをマルチRDBシステム環境といい、この運用をマルチRDB運用といいます。
利用者が作成したデータベースです。
スケーラブルログ運用を行っている場合に作成するロググループのひとつです。ユーザロググループは、RDBシステム内で複数存在するロググループです。
2つ以上のストレージシステムをネットワークを利用して接続し、ストレージシステム間でデータの二重化を行う機能です。
リモートコピーの利用に割り当てられたボリュームのことをリモートコピー環境と呼びます。
ダウンリカバリの高速化のため、またはデータベースの退避データの取得点を表すためのログデータです。ダウンリカバリの高速化のためのチェックポイントには、ダウンリカバリが必要なトランザクションを効率よく識別するための情報が記録されています。
データベーススペースおよびDSIに対する運用の規定をいいます。リカバリ機能の使用に関してや、データの更新処理を抑制するなどのデータ処理レベルに関して、DSI単位またはデータベーススペース単位に規定できます。
Active DB Guardの運用の操作を行う人、データベースにアクセスし、サービスを利用する人を利用者と呼びます。管理者によってデータベースへのアクセスを許された人です。
利用者業務の中でデータベースを操作するアプリケーションプログラムを利用者アプリケーションと呼びます。
複写元システムで、バックアップセンタ運用の対象となる資源を利用して運用している業務のことを利用者業務と呼びます。
利用者が、権限のないデータベースのデータへのアクセスや権限のない機能を実行しようとする脅威に対抗するための機能です。Symfoware Serverのデータベースにアクセスする利用者の登録や利用者の認証・識別を行い、権限の範囲を超えた処理の制限や、指定された量を超えた資源の獲得を制限します。
テンポラリログファイルおよびアーカイブログファイルの管理情報を持つファイルです。
ログ環境の分割単位をロググループと呼び、各ロググループは、ログ管理ファイル、テンポラリログファイル、アーカイブログファイルから構成されます。なお、ロググループには、デフォルトで存在するRDBシステム内で1つのシステムロググループと、追加定義する複数のユーザロググループの2種類があります。
ロググループの管理情報を持つファイルです。
データベースの複製を作成する際に利用する差分ログの送付に関する技術です。
RERUNログ抽出ファイルに格納された一部のRERUNログの反映でエラーとなった場合に、エラーとなったRERUNログを破棄し、反映処理を終了させる機能です。
複写元システムとして運用を開始する際に指定するモードです。
複写先システムとして運用を開始する際に指定するモードです。
UNIX系のファイルシステムとは関係なくデータ操作することのできるディスク領域をローデバイスと呼びます。ローデバイスは、UNIX系のユーティリティを使用して作成するキャラクタ型の特殊デバイスです。
クラスタシステム上で、複数のサーバに分散配置したリレーショナルデータベースを並列に処理することで、スケーラビリティなシステム運用を実現する機能です。
処理中のトランザクションのデータ操作の無効化をロールバックと呼びます。ロールバックには、データ操作のSQL文単位のロールバックとトランザクション単位のロールバックの2種類があります。
AIログデータをAIログ域に書き出すために使用するバッファのことです。
Active DB Guardの各種情報や運用の制御を行うデータベースで、BC管理スキーマとRLP管理オブジェクトから構成されます。
BC管理DBの構成要素です。BC管理DBの論理構造を保管しています。
Active DB Guardの動作環境を定義するファイルです。
RLPの情報を管理するファイルです。
インデックスに対する格納構造です。インデックス部とデータ部から構成されます。インデックス部は、インデックスのキーとなる列の組と実表データとの対応情報の値を持ち、データ部のページを管理します。データ部は、インデックスのキーとなる列の組と実表データとの対応情報の値からなるデータを持ちます。
ロードシェアにおいて、スケーラブル型のクラスタアプリケーション内に1つだけ存在するRDBディクショナリを持つRDBシステムです。
表(実表)に対してその格納構造を表現するものです。DSIでは、DSOで表現する情報に加えてデータベーススペースとの対応関係も表現します。DSOとDSIとの関係は、1対1の場合と、1対nの場合があります。1対nは、表のデータを分割して格納する場合です。
表(実表)に対してその格納構造を表現するものです。DSOには表のDSOとインデックスのDSOがあります。
ETERNUS SF AdvancedCopy Managerは、富士通のETERNUSディスクアレイと連携し、リモートコピー機能による高速バックアップ/リカバリ、レプリケーション運用を実現するソフトウェアです。
富士通が提供するハイエンド向けディスクアレイ装置です。リモートコピー機能をサポートしています。
富士通が提供するミッドレンジ向けディスクアレイ装置です。リモートコピー機能をサポートしています。
富士通(株)が提供するソフトウェアの名称です。Interstageは、クライアント/サーバ形態およびweb経由のオンライン業務と、オンライン業務に付帯するバッチ業務を実現するオンラインDB/DCシステムです。Interstageは、実質的なUNIX標準を制定しようとする団体であるX/Openで規約化したDTPモデル(分散トランザクション処理モデル)に準拠し、XAインタフェース、および分散トランザクション機能を持ちます。
富士通(株)が提供するソフトウェアの名称です。SAN(Storage Area Network)のディスク装置に格納された情報の可用性と運用管理性を向上させるボリューム管理ソフトウェアです。
Symfoware Serverのデータベースの実表の格納構造のひとつです。データの格納方式にハッシュ関数の索引を採用した格納構造をRANDOM構造と呼びます。
RDB構成パラメタが格納されるファイルを、RDB構成パラメタファイルと呼びます。RDB構成パラメタには、RDBディレクトリファイルの配置先などのSymfoware/RDBの動作環境が定義されています。
Symfoware/RDBの動作環境を区別するために付ける名前です。
利用者のデータベースの定義情報を格納したファイルを、RDBディクショナリと呼びます。RDBディクショナリは、利用者が定義するのと同様に表で実現されています。この表をシステム表と呼びます。
データベースへアクセスするための基本情報や、各種の運用情報を記録するファイルを、RDBディレクトリファイルと呼びます。RDBディレクトリファイルには、ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイル、RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイルおよびユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの3種類があります。
Symfoware Serverが出力するエラー事象のメッセージやインフォメーションを出力するファイルです。出力ファイルはRDB構成パラメタで指定します。RDBREPORTは、Active DB Guardのメッセージも出力します。
利用者業務によって更新されたデータベースから差分ログを取得します。この差分ログをRERUNログと呼びます。
複写元システムでデータベースからRERUNログを取得する環境のことです。
複写先システムでRERUNログを抽出する環境のことです。
複写先システムでRERUNログをRLCファイルから抽出する際に利用する作業域で、メモリ、ファイルから構成されています。
複写先システムでRLCファイルから抽出したRERUNログを書き込むファイルのことです。
複写元システムでRERUNログの取得時に利用するバッファです。
複写先システムでRERUNログをデータベースに反映する環境のことです。
複写先システムでRLCファイルからRERUNログを抽出するとき、トランザクションの途中までしか書き込まれていないRERUNログを一時的にファイルに保管します。このファイルをRERUNログ引継ぎファイルと呼びます。
RERUNログを格納し、リモートコピー機能によって、複写元システムから複写先システムにRERUNログを転送するための環境です。RLCは複数のRLCファイルから構成されています。
RLCファイルの領域が満杯になると、RLCファイルを交替し、次のRLCファイルにRERUNログの書き込みを行います。これをRLC交替と呼びます。RLC交替はRLCの領域が満杯になった場合に自動的に交替します。また、利用者が任意のタイミングでRLC交替を行うこともできます。これをRLCの強制交替と呼びます。
満杯になったRLCファイルをユーザファイルに退避する操作をRLC退避と呼びます。
複写元システムでRLCファイルを退避する環境のことです。
RLC退避で作成したファイルをRLC退避ファイルと呼びます。
RERUNログの書き込みを開始したRLCファイルは、書き込みを開始した順に番号の採番を行います。この番号をRLC通番と呼びます。
RERUNログの書き込みがRLCファイルの領域サイズに達すると、RLC交替が発生します。この状態をRLCの満杯状態と呼びます。また、RLCの強制交替を行った場合も、RLC交替をした時点で満杯となります。
RLCの構成要素でRERUNログを書き込むファイルです。
RLPの構成要素です。両システム間での運用中の情報の連携に利用する領域です。RLMは送信用RLMと受信用RLMの2つのファイルで構成されます。
RLPはSymfoware/RDBのロググループからRERUNログの取得を行う単位です。Active DB Guardは、RLPの単位に運用を行います。
各システムのRLPに関連する環境の総称をRLP環境と呼びます。
BC管理DBの構成要素です。RLP管理オブジェクトはデータベースに作成され、各RLP単位に管理情報を保管します。
RLPの構成要素を定義したファイルです。テンプレートシェルスクリプトを実行する場合に使用します。
RLPの動作を設定するファイルです。
RLPとBC管理DBのRLP管理オブジェクトを関連づけるために自動的に採番される一意な識別子です。
RLPに異常が発生した場合にRLP閉塞となり、該当するRLPが利用できなくなります。
各システムでリモートコピー環境に構築する資源を総称し、RLP連携環境と呼びます。
復旧するデータの範囲を示す指標です。被災時に許容できるロストデータ量を表します。
復旧する時間を示す指標です。被災時または保守作業時に許容できるシステムのリカバリ時間を表します。
SANとは、 Storage Area Network(ストレージ・エリア・ネットワーク)の略で、サーバとストレージをファイバーチャネルで接続した、ストレージ専用のネットワークです。ストレージ専用の独立したネットワークにより、業務ネットワークに負荷をかけないという特長があります。
ロードシェアにおいて、Capitalシステム以外のRDBシステムです。スケーラブル型のクラスタアプリケーション内に複数存在します。
SEQUENTIAL構造は、データをその挿入順に格納する構造です。格納されたデータを単純に格納順に取り出したり、条件を満たすデータの集合を取り出したりすることができます。データを昇順に格納するため、データの格納効率がよくディスクボリュームの省スペース化が図れます。
Symfoware Serverは、高性能で高信頼なデータベースエンジンを持ち、インターネットビジネス時代のミッションクリティカルシステムおよび戦略的な情報活用の支援に適したデータベースシステムです。
データベースエンジン中の機能で、リレーショナルデータベースを処理する機能です。従来の富士通のリレーショナルデータベースRDBIIの機能を継承しています。
UNIX OSのファイルシステム上でサポートするファイルのことです。
WebDBtoolsは、データベースの構築を支援するSymfoware Serverのデータベース開発ツールです。開発するデータベースの定義および試験データの操作を、すべてWebブラウザから行うことができます。また、Webサーバとデータベースの連携機能により、簡易なデータベース連携業務を構築することもできます。
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