Systemwalker Operation Manager 使用手引書 - UNIX/Windows(R)共通 -
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付録B 留意事項> B.5 ジョブの実行に関して知っていただきたいこと

B.5.8 シェルのスタートアップファイルの変更について【UNIX版】

ジョブ実行制御は、ジョブのシェルスクリプトを解釈するためにシェルを起動します。ジョブ実行制御は、ユーザがあたかもログインしたかのように以下に示すシェルのスタートアップファイルを読み込みます。

ジョブ投入者のログインシェルがボーンシェル、または、Kシェルの場合:
/etc/profile および ジョブ所有者のホームディレクトリの.profile
ジョブ投入者のログインシェルがCシェルの場合:
/etc/.login , ジョブ所有者のホームディレクトリの.login および 同ディレクトリの.cshrc

(ジョブ投入者のログインシェルは、パスワードエントリから、確認できます。)

本来のログインでは端末装置を確保しますが、ジョブ実行制御は端末装置を確保しないため、スタートアップファイル内で端末属性に関するコマンド(ttytype, stty, tset, tty, eucsetなど)が実行された場合、ジョブが正常に動作しなくなることがあります。また、OSインストール以降、スタートアップファイルを編集しないで、そのまま使用されている場合、端末属性に関するコマンドが無条件で実行されるようになっていることがほとんどです。このため、ジョブのサブミットに先立ち、スタートアップファイルを変更する必要があります。

ジョブ実行制御でジョブを実行すると、ジョブの起動時に環境変数ENVIRONMENTに値“BATCH”を設定します。したがって、スタートアップファイル内で、環境変数ENVIRONMENTに値が設定されている場合は、端末属性を定義しないように変更してください。

.profileと.loginの変更例を以下に示します。

■.profileの変更例

   :
   :
if [ "$ENVIRONMENT" = "" ]
then
    stty erase '^H' intr ' ^C'
fi
   :
   :

■.loginの変更例

   :
   :
if ( $?ENVIRONMENT == 0 ) then
   stty erase '^H' intr ' ^C'
endif
   :
   :

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