Systemwalker Operation Manager 使用手引書 - UNIX/Windows(R)共通 -
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付録B 留意事項> B.5 ジョブの実行に関して知っていただきたいこと

B.5.4 ジョブに関する注意事項

■バックグラウンドで起動するジョブについ【UNIX版】

ジョブとしてバックグラウンドで起動するように記述してある場合、バックグラウンドで実行したプログラムの終了を待たずにジョブは終了します。

■印刷を行うアプリケーションについ【Windows版】

PowerCOBOL、VisualBASICなどで作成した印刷アプリケーションが、Systemwalker Operation Managerからジョブとして起動される場合で、かつ、プリントマネージャで設定される“標準で使用するプリンタ”を印刷先のプリンタとして採用している場合には、以下の点に注意してください。なお、印刷先のプリンタを選択する方法が、アプリケーションの印刷処理で使用されている開発言語の関数/命令/ステートメント/APIの仕様に依存している場合も含まれます。

■ネットワークドライブの使用につい【Windows版】

Systemwalker Operation Managerからアプリケーションを起動する場合、当該アプリケーションで使用するネットワークドライブに関する留意点を以下に示します。

■ジョブのカレントディレクトリについ【Windows版】

[運用情報の定義]ウィンドウの[旧互換]シートにおいて、“ジョブ登録時に指定したスクリプトファイルをスプールに複写し、実行する”がチェックされている場合、Systemwalker Operation Managerから起動されたジョブは、以下の場所をカレントディレクトリとして動作します。

Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ
\MPWALKER.JM\mpmjessv\mjespool\キュー名\ジョブ番号


キュー名:ジョブ投入時のキュー名
ジョブ番号:ジョブ投入時に割り振られた番号

特定のパスをカレントディレクトリとして設定したい場合は、以下のような対処を行ってください。

以下の例に示すバッチファイルを作成し、Systemwalker Operation Managerから起動するようにします。バッチファイルでは、cdコマンドで c:\tempにカレントディレクトリを変更してから、アプリケーションを起動しています。

rem カレントディレクトリを変更します。
cd /D c:\temp
rem アプリケーションを起動します。
appl.exe

appl.exe:ユーザアプリケーション

■ジョブの終了の認識につい【Windows版】

Systemwalker Operation Managerでは、Systemwalker Operation Managerに登録したアプリケーションだけではなく、そのアプリケーション配下で起動されるすべてのアプリケーションを1つのジョブとして監視します。

そのため、Systemwalker Operation Managerに登録したアプリケーションAが、常駐するアプリケーションBを起動した場合、アプリケーションAが終了してもアプリケーションBが終了するまでは、ジョブが終了したと認識されません。

突放し形態のアプリケーションを起動する場合は、EXECASVR.EXE アプリケーション起動コマンドを利用してください(EXECASVR.EXE アプリケーション起動コマンドは、起動したアプリケーションの終了を待ち合わせません)。EXECASVR.EXE アプリケーション起動コマンドについては、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

■Systemwalker Operation Managerの起動につい

Systemwalker Operation Managerの起動を伴うコマンドを実行した場合、Systemwalker Operation Manager/Systemwalker Centric Managerの動作は保証されません。詳細については、“ジョブとして実行してはいけないコマンド”を参照してください。


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