Systemwalker Operation Manager 使用手引書 - UNIX/Windows(R)共通 -
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目次
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B.2.1 時刻の変更に関する注意事項
日付や、時刻を変更する場合には、必ずお読みください。
■運用中の時刻や日付の変更の禁止
Systemwalker Operation Managerの運用中は、以下の操作を行わないでください。
- 時刻や日付、年、月などの変更
- [コントロールパネル]の[日付と時刻]の起動【Windows版】
- システム設定(ホスト名およびコンピュータ名)の変更
上記の操作は、Systemwalker Operation Managerのサービス・デーモンを停止してから行ってください。
■システムの時刻の補正を行う場合の注意
ジョブスケジューラの運用中は、システム時刻を変更してはいけません。ジョブスケジューラはシステムの現在時刻をベースにしてスケジューリング処理を行っているため、運用中にシステム時刻を変更すると、ジョブネットがスケジュールどおりに起動しなくなったり、サービスやデーモンの動作に異常をきたしたりすることがあります。
システムの時刻を変更する場合は、ジョブスケジューラサービスまたはジョブスケジューラデーモンを停止してから行ってください。
また、システムの時刻や日付を過去に戻した場合は、ジョブスケジューラのログファイルへの出力順序が時間的に前後してしまうため、ジョブスケジューラの履歴情報が正しく表示できなかったり、メッセージ待ち合わせが正しく動作しなくなったりといった問題が発生します。システムの時刻や日付を過去に戻した場合は、上記のような時系列に出力されるログ情報をすべてクリアして、システムをリブートしてください。
具体的には以下のログファイルを削除してください。
- ジョブスケジューラのデータベースディレクトリのjobdb1.log、jobdb2.log、jobdb3.logファイル
- ジョブスケジューラのデータベースディレクトリのnet.spoolサブディレクトリ配下のすべてのファイル
- ジョブ実行履歴情報ファイル
- 稼働実績情報ファイル(保存するように設定している場合)
- イベントログ【Windows版の場合】
■システムの年を変更/マザーボードを交換する場合の注意
システムの年を変更したり、マザーボードを交換したりする場合は、事前に以下のバックアップを行っておいてください。作業完了後は、リストアしてシステムを立ち上げ直してください(システムの年を変更した場合は、現在の年に戻してから)。
- ジョブスケジューラのデータベースディレクトリ配下のファイルを、サブディレクトリを含めてバックアップします。
- Windows版 : Systemwalker Operation ManagerをインストールしたディレクトリのMpWalker.JM\mpjobsch\jobdb
- Solaris版 : /var/opt/FJSVJOBSC
- HP版 : /opt/FHPJOBSCH/db
- AIX版 : /usr/FAIXJOBSC/db
- Linux版/Linux for Itanium版 : /var/opt/FJSVJOBSC
- カレンダ情報のディレクトリをディレクトリごとバックアップします。
- Windows版 :Systemwalker Operation ManagerをインストールしたディレクトリのMpWalker.JM\mpjmcal\caldb
- Solaris版 : /var/opt/FJSVjmcal/caldb
- HP版 : /opt/FHPjmcal/caldb
- AIX版 : /opt/FAIXjmcal/caldb
- Linux版/Linux for Itanium版 : /var/opt/FJSVjmcal/caldb
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