Systemwalker Operation Manager 使用手引書 - UNIX/Windows(R)共通 -
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第12章 監査ログを分析する

12.2 監査ログの運用例

監査ログは、管理者がテキストエディタやMicrosoft(R) Excelなどを使って参照、分析することができます。

監査ログを参照、分析する手順と利用例について説明します。

◆監査ログを参照、分析する手順

監査ログを参照、分析する手順は以下のとおりです。

操作手順

  1. 監査ログ出力の定義で指定したSystemwalker Operation Managerサーバ上の出力先から該当する監査ログファイルをテキストエディタやMicrosoft(R) Excelに取り込みます。

    監査ログは、以下のようにCSV形式で各項目はコンマで区切られて監査ログファイルに記録されています。

    "2006/09/26 11:25:12.672 +0900","10.90.151.117","host1","user1","ADD_PROJECT","SUBSYSTEM=0;PROJECT=PRJ01;","プロジェクトを追加します。",S,"MPJOBSCH","PID=8045;",
    "2006/09/26 11:30:41.835 +0900","10.90.151.117","host1","user1","ADD_JOBNET","SUBSYSTEM=0;PROJECT=PRJ01;JOBNET=JOBNET01;","ジョブネットを追加します。",S,"MPJOBSCH","PID=8045;",
    "2006/09/26 11:30:45.390 +0900","10.90.151.117","host1","user1","START_JOBNET","SUBSYSTEM=0;PROJECT=PRJ01;JOBNET=JOBNET01;","ジョブネットを起動します。",S,"MPJOBSCH","PID=8045;",

     

  2. テキストエディタやMicrosoft(R) Excelに取り込んだ監査ログを検索機能、ソート機能を使って目的に応じた監査ログを抽出し、監査ログを参照、分析します。

    Microsoft(R) Excel使用する場合は、Microsoft(R) Excelのデータの並べ替えや、フィルタ機能を使用すると監査ログの分析が効率よく行えます。

◆監査ログの利用例

監査ログの利用例をいくつか示します。

分析の目的にあった特定の情報を含むレコードを活用した例

あるジョブネットの変更、操作に関する情報を絞込みたい場合は、ジョブネット名を検索キーワードとして、特定のジョブネット名を含む監査ログのみを抽出し、その内容を分析します。

検索キーワードについては、“監査ログの検索キーワード一覧”を参照してください。

監査ログの主な情報は、以下のとおりです。

日付

操作を行った日時

操作場所

操作を行った場所

実行ホスト

操作を実際に実行するホスト名

操作者

操作を行ったユーザ名

操作種別

操作した内容の分類(追加、変更、削除など)

操作対象

操作を特定する情報(プロジェクト名/サブシステム番号/ジョブネット名/カレンダ名など)

操作内容

操作した内容

実行結果

実行した操作の成否

監査ログの詳細については、“Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。

トラブル発生時に利用する例

トラブルの発生時にイベントログ/SYSLOG、ジョブの実行履歴など、同時に以下の記録を確認することで、トラブルの切り分けに役立てることができます。


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