| Systemwalker Operation Manager リファレンスマニュアル - UNIX/Windows(R)共通 - | 
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| 第7章 ジョブ実行制御コマンド | 
| qmove [-sys サブシステム番号] [-d] [-u user-name] [-z]job [queue]... | 
qmoveは、自サーバ上の指定されたジョブを、現在キューイングされているキューから指定されたキューに移動する(現在キューイングされているキューから削除し、キュー名で指定されたキューにキューイングしなおす)コマンドです。ジョブがque状態のとき、移動できます。
ジョブの移動は、以下のユーザが可能です。
なお、以下の移動は本コマンドでは実行できません。
複数サブシステム運用をしているシステムで、操作対象のサブシステムを指定するためのオプションです。操作対象とするサブシステム番号を、0から9の範囲で指定します。このオプションを省略した場合、サブシステム番号0が操作対象となります。
キュー名で指定されたキューに移動を試みる度に移動結果を表示します。
システム管理者が他者のジョブの移動を行う場合、ジョブ所有者のユーザ名を指定します。
なお、ユーザ名に空白を含む場合は、ユーザ名全体をダブルクォーテーション(”)で囲ってください。【Windows版】
Operation Managerユーザを指定することはできません。【UNIX版】
ジョブの移動が成功しても、成功したことを知らせるメッセージを表示しません。
本オプションを省略した場合は、ジョブの移動が成功した時にジョブ名、移動先のキュー名を表示します。同時に-uオプションを指定した場合は、ジョブの所有者名も表示します。
移動に失敗した場合、または、移動時にエラーが発生した場合には、本オプションの指定の有無にかかわらずエラーメッセージを表示します。
移動するジョブを指定します。
ジョブは以下の形式で指定します。
なお、各指定項目についての説明および注意事項については、“qjalter ジョブの属性変更コマンド”を参照してください。
| job-name(jobno.hostname) | 
queueには、移動先のキューを指定します。
キュー名にワイルドカードは指定できません。
本オペランドを省略した場合には、[運用情報の定義]ウィンドウの“ジョブ投入先のキューの省略値を指定する”(systemパラメタのdfltqueueオペランド)で指定された、デフォルトキューに対して移動を試みます。
キュー名は複数指定することができます。ジョブ実行制御は指定された順にキューに移動を試み、最初に見つけた移動可能なキューにジョブを移動します。ジョブの移動後、指定されたキューが残っていたとしても、それらのキューにはジョブを移動しません。
指定されたキューがすべて存在していない場合、または現在ジョブがキューイングされているキューが移動先として指定された場合、ジョブ実行制御は何も行いません。
| 復帰値 | 意 味 | 
| 0 | コマンド処理が正常に終了しました。 | 
| 0以外 | コマンド処理が正常に終了しませんでした。エラーメッセージが出力されます。 | 
| Windows | Systemwalker Operation Managerインストールディレクトリ\MpWalker.JM\bin | 
| Solaris | /opt/FJSVMJS/usr/bin | 
| HP-UX | /opt/FHPMJS/usr/bin | 
| AIX | /opt/FAIXMJS/usr/bin | 
| Linux/Linux for Itanium | /opt/FJSVMJS/usr/bin | 
システム管理者が“user1”のジョブ(ジョブ番号1)を“queue3”へ移動する場合(ただし、何らかの原因で、“queue3”への移動に失敗した場合は、“queue4”へ移動する)の記述例を以下に示します。
| qmove -d -u user1 1 queue3 queue4 | 
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