ETERNUS SF Storage Cruiser ユーザーズガイド 仮想ストレージ管理編 13.1 - Solaris (TM) オペレーティングシステム /Microsoft(R) Windows(R) -
目次 前ページ次ページ

第2章 運用設計

2.3 仮想化スイッチの設計

仮想化スイッチの設置構成や、仮想ディスクを利用する際の設計方法について説明します。

2.3.1 ディスク装置およびサーバとの接続構成(MSCSを利用しない場合) 

ディスク装置と業務サーバを接続する仮想化スイッチは、アクセスパスの信頼性確保のために必ず冗長構成となるように設計してください。なお、仮想化スイッチ間はカスケード接続しないでください。

2.3.2 ディスク装置およびサーバとの接続構成(MSCSを利用する場合) 

業務サーバがWindowsサーバでMSCSを利用する場合は、冗長構成とした仮想化スイッチ間をカスケード接続してください。

仮想化スイッチ間をカスケード接続する詳細については、「ETERNUS VS900 モデル200 システム構築手順書」を参照してください。

2.3.3 仮想ディスクのマルチパス構成 

仮想ディスクでは、物理的な接続経路を通って実ディスクへのアクセスが行われます。

この物理的な接続経路に異常が発生すると、実ディスクへのアクセスが行えず、結果として仮想ディスクへのアクセスが異常終了となります。

このため、物理的な接続経路を追加することにより、一方の接続経路が異常になっても、正常側の接続経路を使用してアクセスを継続することが可能になります。


目次 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2007