Symfoware Server WebDBtoolsユーザーズガイド - FUJITSU -

1.3 WebDBtoolsの利用効果

WebDBtoolsを導入した場合の利用効果について説明します。

■Webを利用した簡易なデータベースツール

データベースの環境構築が、ブラウザを通して実行でき、操作する場所もプラットフォームに依存しません。このため、インターネットアプリケーションの開発環境でのWebサイトのデータベース構築に適しています。データベースのデータの確認やデータの追加も容易にできます。また、データベースサーバにWebサーバとWebDBtoolsをインストールすれば、クライアントサーバ環境でも、容易にデータベースを構築することができます。

■クライアントのメンテナンス負荷を軽減

WebDBtoolsは、HTMLの拡張タグによるサーバサイドスクリプトを用いているので、クライアントは、ブラウザだけで利用することができます。このため、管理者によるクライアントアプリの導入指導などのメンテナンス作業は必要ありません。

■データベース構築ツールの拡張性

WebDBtoolsは、HTMLの拡張タグによるサーバサイドスクリプトを用いているので、HTMLについての基礎知識があれば、WebDBtoolsの処理内容の理解が容易になります。このため、WebDBtoolsを、利用局面に合わせてカストマイズすることが可能となります。WebDBtoolsは、一般のWindows製品で提供されているようなものと違って、あらゆる利用を想定した汎用機能を実現するものではありません。
データベースの基本操作をブラウザで提供し、必要に応じてWebDBtoolsの機能を拡張できるように作成されています。

WebDBtoolsのカストマイズについては、“WebDBtools画面のカストマイズ”を参照してください。

■簡易にデータベース連携業務を作成

WebScriptは、HTMLの拡張タグであるため、HTMLの基礎知識によって、データベース連携業務を容易に構築することができ、Web上で運用することが可能となります。このため、データベースを処理するための専用のプログラマを必要としません。また、WebScriptは、データベース構築のための拡張タグを備えているため、データベース管理者が、データベース開発ツールを作成することもできます。