Netcompo FNA-LAN 説明書
目次
第1章 概要
1.4 留意事項
1.4.1
使用上の留意事項
増設LANボードのMACアドレス(Ethernetアドレス)は、基本インタフェースのものと同一になります。したがって通常、増設LANボードを使用する場合は、基本インタフェースで接続されている伝送路と同一の伝送路に接続することはできません。
ただし、上位にNetcompo FNA-BASE等を使用する場合にLUセッション数が255以上を超える場合など、MACローカルアドレスを用いて運用することができます。詳細については、“第2章 MACローカルアドレス運用の設定”を参照してください。
LANボードを増設し、そのボードのMACアドレスを使用したい場合は、OBPプロパティ内の"local-mac-address"を"true"に設定する必要があります。
メニュー(GUI)による環境設定を行うには、ビットマップディスプレイまたはX端末が必要です。
メニュー(GUI)による環境設定を行うには、以下のソフトウェアが必要です。
Motif RunTime Kitパッケージ(SUNWmfrun)
本製品のバージョン1.4以降をインストールする際、復元する環境定義ファイルがバージョン1.3.1以前であった場合、バージョン1.4以降での追加機能である無通信監視問合せについて環境定義を修正する必要があります。
環境定義ファイルの互換性については、添付されているインストールガイドの“2.2.2 環境定義ファイルの互換”を参照してください。
メニュー(GUI)で環境定義を修正する場合は、“3.1 環境構築 メニューによる環境設定”の“留意事項”を参照してください。
エディタで環境定義を修正する場合は、“3.2 環境構築 エディタによる環境設定”の“留意事項”を参照してください。
MACローカルアドレスの環境設定および運用は、OSIなど他手順と共通です。
他手順において、該当LANインタフェースにMACローカルアドレスがすでに設定されている場合は、MACローカルアドレスを再設定し直す必要はありません。
MACローカルアドレスを設定し、同一伝送路上に複数のLANインタフェースを接続する場合、それぞれのLANインタフェースにTCP/IPを設定しないでください。
それぞれのLANインタフェースからブロードキャストが伝搬されることになり、性能が劣化します。
クラスタシステムの場合、MACローカルアドレスの設定はクラスタシステム用設定マニュアルを参照してください。本製品でのMACローカルアドレス環境設定は必要ありません。
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