Netcompo FNA-LAN 説明書

1.1 機能概要

Netcompo FNA-LANは、LNDFC手順でFNAホストと、LLC TYPE2手順でIBMホストと通信を行うための製品です。

LNDFC手順は、Ethernet伝送路またはFast Ethernet伝送路を使用してFNA(Fujitsu Network Architecture)で相手ホストと通信を行うための手順です。
LLC TYPE2手順は、Ethernet伝送路またはFastEthernet伝送路を使用してSNA(System Network Architecture)で通信を行うためのプロトコルです。

以降、LNDFC手順はFNA-LAN、LLC TYPE2手順はSNA-LANと記述します。

FNA-LANでは以下の機能を提供します。

• LNDFC手順による通信機能
• コネクションの状態表示機能
• オンライントレース機能
• 環境定義ファイルの自動退避復元機能
• メニュー(GUI)による環境定義機能
• LUセッション数255以上接続時の同一伝送路接続(MACローカルアドレス運用)

SNA-LANでは以下の機能を提供します。

• LLC TYPE2手順による通信機能
• コネクションの状態表示機能
• オンライントレース機能
• 環境定義ファイルの自動退避復元機能
• LUセッション数255以上接続時の同一伝送路接続(MACローカルアドレス運用)

• MACローカルアドレス運用は、Netcompo Software(1.2以降)に含まれるFJSVmactパッケージをインストールする必要があります。

LUセッション数が255以下の場合など、通常のネットワーク構築例を“図1.1. 1　　通常のネットワーク構築例”に示します。また、LUセッション255以上使用する場合のネットワーク構築例を“図1.1. 2　　LUセッション255以上時のネットワーク構築例”に示します。

[図1.1. 1　　通常のネットワーク構築例]

[図1.1. 2　　LUセッション255以上時のネットワーク構築例]