Symfoware Parallel Server 概説書
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用語集


 

アーカイブログファイ

ディスクボリュームのトラブルなどでデータベースが壊れた場合は、メディアリカバリ機能で復旧します。メディアリカバリのためのデータベースの更新ログデータが格納されるファイルのことです。アーカイブログファイルは、複数作成できます。


 

イントラネッ

インターネットの技術を利用した企業内情報システムのことです。


 

エクステン

DSIを割り当てているデータベーススペースごとの領域の各単位のことです。


 

エクストラネッ

インターネットの技術を利用した企業間情報システムのことです。イントラネットの利用範囲を特定の企業にまで広げたものです。


 

オートマティック・データ・バランシン

各パーティションのデータ量を自動的に均等に格納する機能です。


 

応用プログラ

一般には、計算機の利用者の仕事に使うプログラムを総称して応用プログラムと呼びます。本書では、利用者の事務処理に応じてデータベースからデータを読み出したり、データベースにデータを書き込むプログラムを応用プログラムと呼んでいます。アプリケーション・プログラムと呼ぶこともあります。


 

格納構

論理構造および物理構造とともにデータベースの構造の1つです。表の行や列として論理的に表現されたデータを、データベーススペース上に格納データとして物理的に配置する構造のことです。格納構造は、DSOおよびDSIで表現されます。実表に対する格納構造として、STRIPE構造、SEQUENTIAL構造およびRANDOM構造があります。また、インデックスに対する格納構造としてBTREE構造およびHASH構造があります。


 

監査ロ

日常の管理者および利用者の監視や、セキュリティ上の問題が発生した場合の原因を特定するための情報として、利用者の行った処理、管理者の行った処理、発生した異常な事象をログとして残しています。このログを監査ログと呼びます。


 

表の構成要素です。リレーショナルデータベースでは、データを行と列からなる二次元の表で表現しています。


 

表を構成する列を指します。


 

スキー

データベースを構成する要素で、表やインデックスの集まりです。


 

セントラルデータウェアハウ

大規模データウェアハウスの中核を成すデータベースを、セントラルデータウェアハウスと呼びます。基幹系業務で発生する大量データを一箇所の大規模なデータウェアハウスに集めることにより、全社的な意思決定の迅速化、情報活用の促進、業務の効率化を促します。


 

ダイナミック・ロード・バランシン

複数のCPUの負荷を自動的に均等化することにより、実効的な処理性能を確保する機能のことです。


 

データウェアハウジン

さまざまなな発生源からのデータを適切に組み立て、従来は不可能だった事業上の問題に答えるための技法のことです。

企業の事業環境の変化に応じて発展するハードウェア、ソフトウェアおよびツールを包含する統合環境基盤を構築するプロフェッショナルなサービスにつながります。


 

データウェアハウ

戦略的な意思決定に役立てることを目的に、基幹系業務で発生した大量のデータを蓄積し、活用するためのシステムのことをデータウェアハウスと呼びます。狭義の解釈では、システム内のデータを蓄積するデータベースを指す場合もあります。


 

データベーススペー

表やインデックスの実際のデータを格納する領域です。


 

データベースの創

データベース定義直後の空の実表に、初期データを格納することをデータベースの創成と呼びます。


 

データベースの退避(バックアップ)

データベースのリカバリに備えて、データベースを別のディスクボリュームや磁気テープなどに退避することです。


 

データベースの復旧(リカバリ)

データ操作中のシステムダウン、応用プログラムのアボート、およびデータベースを格納したディスクボリュームにトラブルが発生した場合に、これらのトラブルが発生する前の状態にデータベースを戻すことです。


 

データマイニン

蓄積された大量のデータの中から、ユーザが必要とする情報を自動的に見つけ出し、データの分析、活用に役立てることです。この手法により、OLAPでは見つけられなかったような思いもよらない規則性や因果関係を発見できます。


 

データマー

分析の目的をより明確にし、処理速度を向上させたデータウェアハウスのサブセットです。データマートは、一般的には1つの利用目的や利用パターンに対応させて構築します。


 

テンポラリログファイ

データ操作中のシステムダウン、応用プログラムのアボートが発生した場合は、データベースを正しい状態に復旧する必要があります。そのためのログデータが格納されるファイルをテンポラリログファイルと呼びます。


 

トランザクショ

データベースのアクセスにおいては逐次的にデータベースを更新したり、いくつかのSQL文をまとめてからデータベースを更新したりすることが可能です。そのために、一連のデータ操作の途中でシステムダウンなどが発生すると、処理全体を有効にするか、無効にして再度やり直しができるようにデータベースを復旧する必要があります。このように、一連のデータ操作の一貫性を保証する単位をトランザクションと呼びます。


 

ビジネスインテリジェン

複数の情報および情報活用システムを利用してビジネスの意思決定を行うためのシステマティックなコンセプトのことです。多様化する情報を、Intelligence、Data、Networkの3つの観点で融合する知識統合です。


 

データを管理する表のことで、列(項目)から構成されています。表には、実表とビュー表があります。


 

表の分割運

RDBは、大容量データベースのアクセスの高速化、および運用面での実用性の確保を目的に、論理的に1つの実表を物理的に複数のグループに分割することを可能にしています。これを表の分割運用と呼びます。例えば、全支店の売上表を支店別に分割することができます。応用プログラムは、分割運用を適用しても特別な配慮を行う必要はありません。さらに、分割した単位に、独立に、かつ並行にデータベースのチューニング作業やデータベースの退避運用を行うことが可能です。


 

物理構

論理構造および格納構造とともにデータベースの構造の1つです。磁気ディスクボリュームに配置するデータベーススペースのことを物理構造と呼びます。データベーススペースは、固定の長さのブロックの集合体です。


 

フルフェーズ・パラレ

検索処理の3つのフェーズ(SCAN、JOIN、集計およびSORT)をすべて並列化し、かつ各フェーズ間のパイプラインも並列にし、同時並列の効果を最大限に生かす機能のことです。


 

並列

同時(並列)にアクセスするデータベーススペースの数のことです。データベースの格納構造の設計時に設計します。


 

ポート番

ネットワーク上の、サーバとクライアントの対応関係を表す番号です。


 

ミッションクリティカルシステ

企業または組織にとって生命線である、中枢的な業務システムを指します。このようなシステムでは、障害が起こったときの影響が大きくなるため、耐故障性向上や障害復旧時間の短縮化などの要件から、ディスクの二重化やシステムの二重化(ホットスタンバイ)などの信頼性向上の機能装備が必要となります。


 

メディアリカバ

データベースを格納したディスクボリュームにトラブルが発生した場合、トラブルが発生する前の状態にデータベースを復旧することです。


 

リレーショナルデー

リレーショナルデータベースに格納されるデータを指します。


 

リレーショナルデータベー

データを表形式であらわすデータベースです。


 

表の構成要素です。リレーショナルデータベースでは、データを行と列からなる二次元の表で表現しています。


 

ローデバイ

UNIXファイルシステムとは関係なくデータ操作することのできるディスク領域のことです。


 

ロールバッ

処理中のトランザクションのデータ操作の無効化のことです。ロールバックには、データ操作のSQL文単位のロールバックと、トランザクション単位のロールバックの2つがあります。


 

Data Warehousing

さまざまな発生源からのデータを元に、データウェアハウスを構築して、従来は不可能だった事業上の問題に答えるための技法です。


 

DSI

Data Structure Instanceの略です。

表(実表)に対して、その格納構造を表現するものです。DSIでは、DSOで表現する情報に加えてデータベーススペースとの対応関係も表現します。DSOとDSIとの関係は、1対1の場合と、1対nの場合があります。1対nの場合とは、表の分割運用を適用した場合だけ発生します。


 

DSO

Data Structure Organizationの略です。

表(実表)に対してその格納構造を表現するものです。DSOには、表のDSOとインデックスのDSOがあります。


 

EC

Electronic Commerceの略です。

電子商取引のことです。


 

HASH構

表の格納構造がSTRIPE構造の場合のインデックスの格納構造です。インデックス部とデータ部から構成されます。


 

HTML

ハイパーテキスト・マークアップ言語(Hyper Text Markup Language)の略です。Web上のドキュメントを作成する際に使用します。


 

Java

Sunが開発した、汎用的なオブジェクト指向のプログラミング言語です。

主に、Webのホームページで動作するアプレットの開発に使用されます。プラットフォームに依存しないことが特長です。


 

ODBC

Open Database Connectivityの略です。


 

OLAP

OnLine Analytical Processingの略です。

多様で大量なデータの分析視点を、利用者自身が多次元設定することで、有益な、新しい傾向・パターン・相関関係など発見する処理のことです。


 

OLQP

OnLine Query Processingの略です。

データウェアハウスからデータマートに格納するデータを高速に取り出す処理方式のことです。


 

OLTP

OnLine Transaction Processingの略です。

オンライン接続した複数のクライアントからのメッセージをサーバが受け取り、データベース処理を含む一連の処理を行い、その結果をクライアントへ返すという処理方式のことです。


 

POSシステ

Point Of SalesまたはPoint Of Serviceの略です。一般的に、販売時点でデータ取得・解析する仕組みのことを指します。

POSとは、デパート、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ディスカウントストア、その他さまざまなお店に置かれているレジのことです。


 

RDA-SV

クライアント側の表計算ソフト(Excelなど)から、サーバ側のRDBへのアクセスを行う、リモートデータベースプロセッサです。


 

RDB

データベースエンジン中の機能で、リレーショナルデータベースを処理する機能です。

従来の富士通のリレーショナルデータベースRDBIIの機能を継承しています。


 

SFA

Sales Force Automationの略です。

最新の情報技術を駆使して販売活動やマーケティング、顧客サービスなど、直接顧客にかかわるあらゆる営業業務を支援し、顧客とのよりよいコミュニケーションを築くとともに、営業部門の効率化と生産性向上、売上増大を実現する概念です。


 

SQL

国際標準のリレーショナルデータベース操作言語です。


 

STRIPE構

実表の格納構造の1つです。検索性能を重視して、複数のディスクにデータを均等格納します。データベースから読み込むデータ量の均等化が図られ、最短時間でデータベースのレコードを読み込むことができます。


 

Symfoware API

Symfowareアプリケーションインタフェースの略です。

クライアント側の応用プログラムからのアクセスインタフェースです。


 

TCO

Total Cost of Ownershipの略です。

システム導入からシステム運用までの、システムを保有するための総コストを指します。


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