Symfoware Parallel Server SQLビギナーズガイド

1.2.1 SQL文に指定する名前

SQL文の中に指定する名前には、以下のものがあります。

1. スキーマ名

2. 表名

3. 列名

4. ルーチン名

5. パラメタ名

6. ホスト変数名

7. SQL変数名

8. 記述子名

9. コネクション名

10. SQLサーバ名

11. カーソル名

12. 相関名

13. SQL文識別子

     

a)からc)は、データベースで定義する名前です。これらの名前は、スキーマや表の設計時に決定します。d)およびe)はプロシジャルーチン定義で定義する名前です。これらをSQL文の中に指定する場合には、そのとおりのつづりで指定します。データベース定義およびプロシジャルーチン定義については“RDBユーザーズガイド データベース定義編”を参照してください。

f)は、ホスト変数の名前です。ホスト変数は、埋込みSQL宣言節で名前を付け、SQL文の中で使用します。ホスト変数の名前はC言語およびCOBOL85で規定される変数名です。ただし、以下の条件を満たすことが必要です。

• “SQL”以外で始まる名前とします。

ホスト変数のデータ型については、“SQLのデータ型と対応するホスト変数のデータ型”を参照してください。

g)は、プロシジャルーチン定義の複合文で定義する名前です。

h)からm)は、SQL文の中で付ける名前です。h)、i)およびj)のデータ型は、文字列型であることが必要です。また、k)、l)およびm)の名前を付けるときの規則を以下に示します。

• 英字で指定する場合

  • 先頭は、英字とします。

  • 2文字目以降は、英字、数字、または下線(_)とします。

  • 英小文字を使用した場合、対応する英大文字に変換されます。

  • 名前の長さは18文字以内とします。

• 各国語文字で指定する場合

  EUC(Extended Unix Code)のコードセット1(2バイト)、およびシフトJISが使用できます。

  名前の長さは18文字以内とします。

なお、英字と各国語文字を混在して使用することはできません。