MQ連携サービス 説明書 - for Microsoft(R) Windows(R) -
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第1章 概要

1.2 製品の位置づけ

 MQ連携サービスは、Interstageアプリケーションから、IBM社のWebSphere MQアプリケーション間の非同期メッセージングを実現します。サーバ間の通信は、TCP/IPネットワークの基でMQ連携サービス独自のプロトコル(以降、MQDBRIDGEプロトコルと略します)を使用しており、高信頼かつ高性能な非同期メッセージングを実現します。
 図1.2に、製品の位置づけを示します。

[図1.2 製品の位置づけ]

◆関連ソフトウェアの説明

Interstageアプリケーショ

 Interstageとは、異種コンピューティング環境間の相互連携を図るため、基盤技術として国際標準のCORBAを実装して、高信頼、高性能な基幹業務システム構築を目的としたソフトウェアです。そのアプリケーションインタフェースを利用して作成したソフトウェアをInterstageアプリケーションと言います。
 Interstageアプリケーションが非同期にメッセージ格納およびメッセージ取出しを行うためにInterstageを使用します。

CORBAクライアン

 CORBAネットワークを介して処理を呼び出す側のソフトウェアを示します。

TCP/IP

 TCP/IPとは、Windowsサーバ上で動作して、TCP/IP通信を実現するソフトウェアです。MQ連携サービスは、OSが提供するアプリケーションインタフェースにより、TCP/IPによるシステム間通信を実現しています。

TCPIP/MVS

 TCPIP/MVSとは、MVSシステム上で動作して、TCP/IP通信を実現するソフトウェアです。MQ連携サービスは、TCPIP/MVSが提供するアプリケーションインタフェースにより、TCP/IPによるシステム間通信を実現しています。

WebSphere MQ

 WebSphere MQとは、MVSシステム上で動作して、非同期メッセージ通信機能を提供するIBM社のソフトウェアです。

WebSphere MQアプリケーショ

 WebSphere MQが提供するアプリケーション向けインタフェース(MQインタフェース)を利用して作成したソフトウェアをWebSphere MQアプリケーションと言います。


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