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付録S Mailサービスのチューニング | > S.3 Mailサービスチューニングの設定方法 |
[DELETE_MAIL]セクションは、メール削除に関する制限機構を実現します。
メールの削除処理は、基本的に以下の3つの段階を経て行われます。
メールがデータベースから削除可能になった場合、そのメールを「物理削除可能状態」であると呼びます。
このセクションでは、これらのメールの削除処理によるメール配信処理の影響を抑える目的でメール削除に関するパラメータを設定します。
なお、以降の説明において、メールが物理削除可能かどうかを検査する処理とメールを物理削除する処理を合わせて「物理削除処理」と呼びます。
[DELETE_MAIL] max_forward_link_level = 3 idle_period = #00:00!07:00 max_delete_items = 5, 100 max_delete_time = 5, 100 logical_deletion_fast_mode = 1 active_delete_limit = 10 active_delete_lowest_items = 20 |
なお、[CONTROL]セクションのoptionsの4ビット目が"1"の場合は、指定した転送階層数に関係なく、idle_periodで指定した時間に物理的に削除されます。
フィールド名 |
説明 |
---|---|
#hh:mm |
開始時間を指定します |
!hh:mm |
終了時間を指定します |
!fd |
開始曜日を指定します |
!itd |
終了曜日を指定します |
0 |
:月曜日 |
1 |
:火曜日 |
2 |
:水曜日 |
3 |
:木曜日 |
4 |
:金曜日 |
5 |
:土曜日 |
6 |
:日曜日 |
例1:idle_period = #20:00!05:00と指定した場合
毎日、午後8時〜午前5時までが物理的な削除を行う時間です。それ以外の時間は論理的な削除です。
例2:idle_period = #20:00!05:00!0!4と指定した場合
月曜日〜金曜日 |
:午後8時〜午前5時までが物理的な削除を行う時間です。 |
土曜日 |
:午前0時〜午前5時までが物理的な削除を行う時間です(金曜日の開始時間午後8時が有効になり、そのまま午前5時まで物理的な削除を行います)。 |
日曜日 |
:終日物理的な削除が行われます。 |
例3:idle_period = #00:00!05:00!0!4と指定した場合
月曜日〜金曜日 |
:午前0時〜午前5時までが物理的な削除を行う時間です。 |
土曜日〜日曜日 |
:終日物理的な削除が行われます。 |
例:max_delete_items = 5,100と指定した場合
メール削除を、運用時間には連続で5件まで、空き時間には連続で100件まで処理します。
例:max_delete_time = 5,100と指定した場合
メール削除を、運用時間には連続で5秒まで、空き時間には連続で100秒まで処理します。
max_delete_items、max_delete_timeのどちらかの指定に達した場合、メール削除の連続処理が制御されます。 |
【通常運用】
メールの配信処理を優先する場合は、max_delete_items、max_delete_timeパラメータによるチューニングを実施してください。
特に配信速度を重視しないのであれば、以下のように運用時間のパラメータをチューニングします。
max_delete_items = 30,100
max_delete_time = 15,100
空き時間のメール削除処理を優先的に処理するのであれば、以下のように空き時間のパラメータをチューニングします。
max_delete_items = 5,200
max_delete_time = 5,300
通常運用時のmax_forward_link_levelは、"5"以上の値は設定しないようにしてください。"5"以上の階層数のメールを扱った場合、その後のメール操作(受信、削除など)による性能影響が発生しやすくなります。 |
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