TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
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目次
索引

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E.2.3 セットアップ
◆ライブラリの作成
TeamWARE Officeシステム管理者は、管理者用のレベルアップツールのインストールの完了後、新規クライアントプログラム格納用のライブラリとフォルダを作成します。
- ライブラリの作成
TeamWARE Libraryを使い、新規クライアントプログラム格納用のライブラリをサイトごとに作成します。ライブラリ名は"ClientUpLibrary"です。
ライブラリは、すべてのユーザに対して参照権限だけを与えるように作成してください。
- フォルダの作成
TeamWARE Libraryを使い、新規クライアントプログラム格納用のフォルダを作成します。フォルダ名は"ClientUpFolder"です。
格納するフォルダは1つだけです。

- 登録先のライブラリ名、フォルダ名は、変更できます。ただし、変更した場合には、一般ユーザのクライアント端末に作成されているレベルアップツール用初期化ファイルを修正するように、一般ユーザへ指示する必要があります。詳細については、"◆レベルアップツール用初期化ファイル"を参照してください。
- 複数サイトにまたがった運用はできませんので、新規クライアントプログラム格納用のライブラリはサイトごとに管理してください。
- 管理者用ツールでライブラリに登録する時間、およびユーザ用ツールでライブラリから取り出す時間は、主にインストーラのサイズ、回線の負荷、サーバの負荷に依存します。登録の時間は、インストーラのサイズが20MBで約2分かかります。ユーザ用ツールでインストーラを取り出す時間は、インストーラのサイズが20MBで、同時にレベルアップする端末が15台の場合は、約6分かかります。
- 階層化組織を設定している環境で、ライブラリを作成する場合、ユーザが登録されている階層化組織ごとにライブラリを作成してください。
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◆レベルアップツール用初期化ファイル
レベルアップツール用初期化ファイル(以降、初期化ファイルと呼びます)は、一般ユーザのTeamWARE Officeクライアントに作成されます。
TeamWARE Officeシステム管理者用のTeamWARE Officeクライアント端末では、ユーザが直接、初期化ファイルを作成する必要があります。
一般ユーザのTeamWARE Officeクライアント端末では、初期化ファイルは、ユーザ用ツールが初めて処理を行い終了するときに、TeamWARE Officeが格納されているディレクトリに"clientup.ini"というファイル名で作成されます。
TeamWARE Officeシステム管理者用の初期化ファイルは、TeamWARE Officeが格納されているディレクトリに"clientup.ini"というファイル名で作成してください。
初期化ファイルの内容を以下に示します。
[CLIENT_LEVEL_UP]
default_library = ライブラリ名
default_folder = フォルダ名 |
以下の項目は、TeamWARE Officeシステム管理者用、一般ユーザ用の初期化ファイルとも、テキストエディタなどでユーザが直接変更する必要があります。
- ライブラリ名
TeamWARE Officeクライアントプログラム格納用のライブラリ名を指定します。デフォルトは、"ClientUpLibrary"です。
- フォルダ名
TeamWARE Officeクライアントプログラム格納用のフォルダ名を指定します。デフォルトは、"ClientUpFolder"です。
TeamWARE Officeシステム管理者は、TeamWARE Officeクライアントプログラム格納用のライブラリ名、フォルダ名をこの初期化ファイルで変更できます。
ライブラリ名またはフォルダ名を変更した場合には、TeamWARE Officeシステム管理者は、設定したライブラリ名、フォルダ名を各ユーザに伝え、各ユーザがそれぞれの初期化ファイルにそのライブラリ名、フォルダ名を設定するように指示をしてください。
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